銀行員のやりがい・楽しさ・魅力
銀行員のやりがい・楽しさ
個人の夢を支える仕事
銀行のやりがいのひとつは、融資を通してさまざまな人の夢を叶えることができます。
「マイホームを建てたい」「マイカーを買いたい」「子どもを大学で学ばせたい」と思っても、手元に資金がなければ諦めなければいけません。
しかし、銀行はこのような夢が自力では実現できない場合に、返済能力さえ認められれば融資を行うことができるのです。
必要な人に必要なときに必要な分だけお金を届ける銀行の仕事は、人々に幸せを届けるというやりがいを感じることができる仕事です。
地域の未来を創り出す仕事
日本の企業の99%以上が中小企業で、中小企業の成長に欠かせない役割を果たしているのが、日本全国に存在する銀行です。
銀行の融資担当者は、その企業の業績や将来のビジョン、経営者の人間性などから総合的に判断して融資を実行するかどうかを決定します。
たとえば、どんなに小さな企業でも、綿密な調査によって「この製品が特許をとれば大きな利益が出るだろう」「この商品を輸出すれば大ヒットするだろう」と将来性を見出し、大きな金額の融資を決めることもあります。
こうした銀行のバックアップによって、企業が業績を伸ばし、飛躍的に成長できた例は珍しくありません。
成長した企業が人気商品を創り出したり観光資源を増やしたりして地域に新たな雇用を生み出すこともあり、まさに銀行の英断が地域の経済を活性化させて、それが日本全体の景気に影響を与えるといっても過言ではありません。
「経済を通して街を元気にしたい!」という思いがある人はとって、銀行員の仕事に大きなやりがいを感じることができるでしょう。
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銀行員の魅力
経営者と直接話す機会がある
銀行員の融資担当は、企業の経営者と直接話すことができるのが魅力です。
融資を行うにあたり、経営者の人柄を確認したり、経営者の保証や担保を取ったりしなければいけないので、新人であっても経営者と直接面談を行う機会は多いです。
その企業がなぜ成功しているのか、どんなビジョンを持っているのか、将来はどんなビジョンを持っているかということを経営者から直接聞けるのは他の業種だと滅多にないため、銀行員の特権ともいえます。
実際にたくさんの経営者に出会い、経営のノウハウを学んで、自らも起業する銀行員も多いです。
都市銀行の場合は世界を股にかけて仕事ができる
都市銀行の場合は、日本だけに留まらず、海外にも支店や現地法人といった拠点を有しているため、グローバルな環境で働くこともできます。
海外に実際に異動になれば、海外拠点で海外に進出した日本企業のサポートや、現地の企業に対してのアプローチをします。
日本で働く場合も、海外進出を望む企業があれば海外拠点と協力して海外法人の立ち上げや外貨での融資、外国為替送金のサポートを行うなど、仕事内容は日本国内の案件よりダイナミックになります。
特に今日本国内ではマイナス金利の影響などもあり、日本企業に融資をしても収益が少ないので、都市銀行は海外案件に目を向けています。
実際に日本で一通りの業務を覚えてから海外担当になるため、いきなり海外で働くことは難しいですが、英語が得意で海外で活躍したいという人は、都市銀行で働くとそのようなチャンスが大いにあります。
お金に対する知識が増える
銀行員になると、入社してからお金に関するさまざまな資格を取ったり、実際に顧客に説明するために勉強をしなくてはいけなかったりと、大変なことは多いですがお金に対する知識が身に付きます。
お金は一生付き合うもので、どのように運用するかによって、たとえ同じ給料を受け取っていたとしても貯蓄額は大きく異なります。
投資・保険・住宅ローン・外貨預金など、顧客に販売しながら自らの知識も増えていくので、自分や家族のお金をどのように守り増やしていくかということを働きながら学べることは大きな魅力といえるでしょう。