生活相談員へ転職するには? 未経験・中途採用はある?

生活相談員への転職状況は?

高齢者社会がますます進むなか、介護サービスの需要は年々増大しています。

新しく有料老人ホームなどの介護施設をオープンする企業も増えており、生活相談員の求人はよく見られるようになりました。

とくに生活相談員は「配置基準」といって、施設ごとに必ず配置しなくてはならない人数が定められているため、需要は比較的安定しています。

まだまだ介護業界は人手不足といわれるなか、「キャリアチェンジしたい」「将来性のある業界で手に職をつけたい」などと考える人が、転職で介護業界を目指すケースも多いようです。

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生活相談員への転職の志望動機で多いものは?

生活相談員へ転職をする人の多くが、「人の役に立ちたい」「人と深く関わりたい」といった思いを持っています。

介護職員など、同業界の別職種から転職するケースも比較的多く見られます。

その場合の志望動機としては、「介護の経験を生かし、施設の窓口となってより多くの利用者を支えたい」というものや、「キャリアアップのため」といったものが多いようです。

また、「家庭の事情などで夜勤をするのが難しくなったことから、日勤メインの生活相談員になりたい」と考える人もいます。

生活相談員の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

未経験・社会人から生活相談員になるには

介護の知識や資格がなく、まさにまったくの未経験という場合でも、生活相談員になることをあきらめる必要はありません。

介護施設を運営する企業によっては、資格を持っていない未経験者でも「生活相談員候補」といった形で採用しているケースがあるからです。

この場合、まずはベテラン生活相談員について仕事を覚え、必要な資格を取得して一人前の生活相談員として働くといった流れになります。

最初の1〜2年は介護職員として現場の仕事をし、介護業界の仕組みや業務を覚えていくこともあります。

小規模の施設はスタッフの人数も最小限に抑えられているため、なかなか未経験者が採用されることは難しいかもしれません。

しかし多くのスタッフが活躍している施設の場合、未経験者も積極的に採用して自社で教育を行っているようです。

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生活相談員への転職に必要な資格・有利な資格

生活相談員として転職する場合は、基本的に「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の国家資格か、「社会福祉主事任用資格」が求められます。

このうち社会福祉主事任用資格に関しては、大学や短大で「指定科目」といわれる科目を3科目以上学んで卒業していれば自動的に取得可能です。

そのため、福祉系以外の学部を卒業している人でも、知らず知らずのうちに社会福祉主事任用資格を得ていたというケースはよくあります。

未経験者が社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を取るのは時間も費用もかかりますから、まずは社会福祉主事任用資格の指定科目の内容を確認してみるとよいでしょう。

生活相談員を目指す人にはどんな資格が必要? 資格要件は?

生活相談員への転職に役立つ職務経験は?

もし介護業界での経験があれば、そこで得た知識・スキルは生活相談員としても役立つでしょう。

高齢者との関わり方や、その人たちが抱える悩みや困りごとなどを理解していることで、スムーズなコミュニケーションをとりやすくなるはずです。

ただ、業界未経験であっても意欲さえあれば問題ありません。

たとえば生活相談員の仕事に役立つ職務経験としては、「接客・サービス」が挙げられます。

生活相談員には思いやりの心やホスピタリティなどが求められますので、過去にそうした価値観・スキルが重視される仕事をしていた人は、生活相談員になってからも身につけたことを生かしやすいでしょう。

また、別業界であっても受付や秘書一般事務などの経験も、生活相談員として役立ちます。

生活相談員への転職面接で気をつけるべきことは?

生活相談員への転職面接では、第一に人柄が重視されるといっても過言ではありません。

いくら立派な資格を持っていたり、経験が豊富だったりしても、もし人柄に難ありと判断されてしまうと不合格になる可能性は十分にあり得ます。

生活相談員は、施設の「顔」となって利用者のさまざまなニーズに応えたり、関連機関と連携・調整する役割を担います。

高いコミュニケーション能力が求められますし、多職種のスタッフと協力して仕事を進めていく力も必要です。

面接の場では、面接官の質問を最後まできちんと聞き、丁寧に答えていく姿勢を大切にしましょう。

我の強さや自己中心的な態度はマイナスに評価されやすいので、注意が必要です。

生活相談員に転職可能な年齢は何歳くらいまで?

生活相談員への転職可能年齢は、ほぼないと考えておいてよいでしょう。

施設によっては年齢制限を設けるケースもゼロではありませんが、一方で「年齢不問」とする施設も多くあるからです。

ただ、とくに未経験者の場合、まずは現場を知るために介護職員を経験し、そこからステップアップして生活相談員へと配属される場合もあります。

介護職はそれなりに体力を要しますから、年齢が高くなると体力的にきついと感じる人もいるようです。

その点をクリアできれば、40代や50代になってからでも、生活相談員を目指すことは可能です。

未経験から生活相談員の転職での志望動機

別業界から未経験で生活相談員へ転職しようとする場合の志望動機は、さまざまなものがあります。

たとえば、「世の中で広く必要とされている仕事がしたい」というものや、「人の役に立つ実感を味わいたい」というもの、また「高齢者と深く関わっていきたい」といったものなどがよく聞かれます。

なかには「生活相談員を経験し、将来はケアマネジャーになりたい」という人もいます。

自分の親の介護を経験するなど介護業界に興味をもち、生活相談員を目指すケースも多いようです。