柔道整復師の現状と将来性

柔道整復師の現状

柔道整復師の勤務先といえば、以前は接骨院や病院の整形外科でのリハビリ担当がもっとも多く、そうでない場合は独立開業をしていました。

しかし近年、柔道整復師の活躍の場はさまざまな分野に広がっています。

そのひとつが介護保険関連施設です。

日本は本格的な高齢社会に突入し、介護保険関連施設とそこに働く人たちがますます必要になってきています。

そうした介護保険関連施設で柔道整復師は、介護が必要な高齢者の方たちの筋力強化や機能訓練指導を行っています。

また、介護保険関連施設以外にもスポーツ関連施設や健康関連施設、プロスポーツチーム、教育機関など、さまざまなジャンルで柔道整復師が求められることが多くなっています。

高齢化するこれからの日本では介護の分野で柔道整復師の存在は大きくなっていて、今後もますます需要が高まるでしょう。

スポーツトレーナーとしての柔道整復師

スポーツというと、以前は根性や努力といった精神的な面が重要視されていましたが、近年、スポーツは科学的なトレーニング方法が積極的にが取り入れられるようになっています。

そうした近代スポーツで選手を支える縁の下の力持ちとして注目を集めているのがスポーツトレーナーの存在です。

優秀なスポーツトレーナーになると選手以上に注目される場合もあります。

柔道整復師はリハビリやトレーニングなどの専門家ですから、スポーツトレーナーに適しているというのは当然のことでしょう。

スポーツトレーナーとして選手の専属やプロスポーツチームで働くことも増えてきています。

スポーツトレーナーの仕事

柔道整復師の将来性

また、健康ブームによって健康関連施設やスポーツ関連施設も増えていますから、そうした施設でも柔道整復師の需要が高まっています。

需要が高まり、仕事場が広がっていますが、手に職をつけたいという多くの人が柔道整復師を目指すようになり、柔道整復師の人数は増加しています。

今後、柔道整復師が増えてくるにつれて、競争が厳しくなることが予想されるため、自分の得意分野をもっておくことが重要となってくるでしょう。