柔道整復師の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

柔道整復師を目指すきっかけで多いものは?

柔道整復師を目指す人の多くが、自分自身、柔道整復師のお世話になった経験を持っています。

たとえば学生時代からスポーツをしておりケガやコンディション調整のために、あるいは日常生活の中で生じた関節や骨などの痛みを改善させるためなど、柔道整復師の施術を受ける機会は、人によっては多くあります。

こうした経験をきっかけに柔道整復師の存在が身近になり、「自分も困っている患者さんを救いたい」という思いから、柔道整復師を目指す人がいるようです。

一方、「手に職をつけたい」という気持ちから、この仕事を志す人も少なくありません。

柔道整復師は国家資格であり、さらに独立・開業も目指すことができます。

そのため、資格取得後は整骨院などで一定の経験を積み、その先に自分の院を開業して仕事を長く続けていきたいと考える人が、柔道整復師を目指すケースも増えています。

柔道整復師の志望動機の考え方

なお、国家資格を取得することで柔道整復師として働くことができますが、資格を取得しただけでは仕事をすることはできません。

柔道整復師の仕事をするには、整骨院や病院などへの就職活動をすることが必要です。

就職試験の内容は志望先によって異なり、筆記試験や論文は行われない場合もよくありますが、逆に必ず行われるのが面接です。

志望動機は、その人の価値観や考え方を知ることができるという点から重要視されやすいため、真剣に考えていくことが大事です。

ただし、志望動機に正解はなく、人によって内容が異なるのが当たり前です。

まずは、自分がなぜ柔道整復師という職業に興味を持ったのかや、どのような柔道整復師になりたいのかについて掘り下げていきましょう。

そのときに、できるだけ具体的なエピソードや体験談を交えるようにすると、聞いているほうにも思いが届きやすいでしょう。

柔道整復師の志望動機の例文

柔道整復師との出会いがきっかけになった例

「私は子どものころから身体を動かすのが好きで、小学校ではバレーボールを、そして中学校に入ってからは近所に道場があったことから、誘われて柔道を始めました。

バレーボールをしていたときはよく突き指をしていましたし、あるときはあまりにボールが強く当たったせいで手首が腫れてしまったこともありました。

柔道をやるようになってからも打ち身などのケガが絶えず、よく接骨院のお世話になっていました。

ケガをしてもスポーツを辞めるという気持ちはありませんでした。

むしろ試合が近かったりすると、接骨院の先生に「試合に出たい。試合に出るためにはどうしたらいいのか」とよく相談をしました。

無理をして時には先生に叱られることもありましたが、そんなときにも先生はケガの状態や怪我を治すためにはどうしなければならないのか詳しく話してくれました。

そんな風に親身になって、ときには悩みを相談することもできるのは接骨院の先生以外にはなく、自分もそんな風に患者さまに信頼され、治療ができる先生になりたいと思い、この仕事を志すことを決めました。」

スポーツ選手を支える柔道整復師を目指す人の例

「私は野球が好きで、中学生のときには学校の代表選手にも選ばれました。

そのためケガが絶えず、そうしたときにいつもお世話になっていたのが近所の接骨院です。

接骨院の先生は、ケガをした部分の治療を行うだけでなく、身体全体をみて筋肉痛などについてアドバイスをくれることがありました。

そのアドバイスがスポーツをするうえで役に立ち、自分はずっと野球を続けることができました。

私はいまでも野球をはじめスポーツ全般が大好きなので、スポーツをする人の悩みも理解できます。

野球に限らず、スポーツ選手を支えることができる柔道整復師になりたいと考えています。」

地域の整骨院への就職を目指す例

「私はもともと健康や医療分野に興味があり、さまざまな職業を調べるなかで柔道整復師に興味を持ちました。

柔道整復師は国家資格を持ち、子どもからお年寄りまで、幅広い世代の人の健康づくりを支えることができる魅力的な仕事だと考えています。

私は自分が長く住んでいるこの地域、この街が大好きで、ここで暮らす人々を元気にしたいと思っています。

貴院は地元密着型の整骨院として20年以上の歴史があり、たくさんの患者さまからの信頼を集めています。

私も、そんな貴院の一員として地道に努力を続け、この地域の人々を健康面から支えていける柔道整復師になりたいと思い、志望いたしました。」

柔道整復師の面接で聞かれること・注意点

柔道整復師に限らず、医療関係の採用試験において面接は非常に重要視されます。

もちろん、一般企業でも面接は重要と考えられていますが、医療関係の場合、患者さんと直接関わっていくことから、コミュニケーション能力や、やる気があるかどうかが重要とされ、医療に携わる人間としての資質を確認されます。

だからといって、柔道整復師の面接で何か特別なことがあるのかというと、そうでもありません。

面接の時間は5分~20分程度で、個人面接となる場合もありますが、複数の応募者と一緒に面接される場合もあります。

面接では医療に携わる人間としての資質を見られますから、まずは明るく、はっきりと自分の考えをいうことが大切です。

もし現場に出たとき、柔道整復師の先生が迷った話し方をすれば、患者さんも不安を感じてしまうでしょう。

そのため、面接中は視線が泳いだり、自信がない、落ち着きがないという印象を与えてしまうような振る舞いには注意が必要です。

ただし、試験官の目をじっと見て話をするのは避けましょう。

目をじっと見て話をされると相手に圧迫感を与えてしまうため、試験官の首やネクタイのあたりを見て話をするのがポイントです。

そして面接のもうひとつのポイントは、あらかじめ答えることを考えておくことです。

面接は誰でも緊張するものですから、質問をされてもとっさの対応ができない場合があります。

そのため志望動機など必ず聞かれる質問については、事前に考えをまとめてスムーズに話せるように練習しておくとよいでしょう。

柔道整復師の自己PRのポイント

柔道整復師の採用試験では、面接時などに自己PRが求められることがあります。

自己PRは、基本的に自分の強みや得意なこと、仕事に対する考え方など、前向きな話を伝えることを心がけていくとよいでしょう。

そのときに、柔道整復師として働くうえでプラスになるであろうポイントを意識することは大事です。

たとえば、スポーツを続けてきた人であれば、「人一倍の体力がある」「風邪をひきにくく健康的」「チームワークを大事にできる」といった話題に持っていきやすいかもしれません。

あるいは、「自分で考え、計画的に行動できる」「どんな人とでもすぐ親しくなれる」といったポイントも評価につながりやすいでしょう。

どのような自己PRをするにしても、説得力を与える話にするためには、その裏付けとなる体験談や理由を話すことが大事です。

柔道整復師の履歴書で気をつけるべきことは?

柔道整復師の採用試験では、履歴書の内容自体は、そこまで重視されることはないでしょう。

学歴もさほど問われない職業ですし、柔道整復師以外に何か特別な資格を持っていなくては評価されないというわけでもありません。

ただし、他の職業の試験を受けるときと同様、履歴書の文字が汚かったり、空欄があったりするのはNGです。

字が上手でなくても丁寧に書く、きちんと内容を入れ込もうとするといった姿勢は、必ず相手にも伝わるものです。

そういった誠実な姿勢は、患者さんと向き合う柔道整復師として働くうえでも大事なことなので、応募の段階から気を付けていくとよいでしょう。