自宅・家で開業できる仕事(10選)

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「仕事」というと、どこかの組織に所属して、会社や店舗などで働くことを思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、世の中には専門的な知識・技術を身につけて、自宅や家で開業できる仕事もあります。

開業をすれば、勤務時間や休日などの自由度が増すばかりでなく、経営者としての手腕も発揮することができます。

今回は、自宅・家で開業できる代表的な仕事について紹介します。

「美」や「癒し」を提供する仕事

いつの時代も、女性はもっと美しく、きれいになりたいという思いを持っています。

そんな女性たちに美や癒しを与えるのが「ネイリスト」です。

ネイリストは爪のお手入れや爪に装飾をほどこす専門家で、お客さまの要望に応えながら、美しい手元を作り出します。

多くのネイリストはネイルサロンや美容院などに勤務しますが、フリーランスのネイリストとして活動したり、開業して自分のサロンを立ち上げる人も増えています。

続いて、お客さまの肌や全身を美しくするのが「エステティシャン」です。

エステティシャンは、お客さまの外見の悩みについてカウンセリングをし、フェイシャル、ボディケア、脱毛などの施術を行います。

エステサロンなどに勤務するほか、独立して自宅をサロンとして開業する人もいます。

ネイリスト

ネイリストは、爪を美しくする専門家です。

ネイリストのおもな施術内容は、爪の形を整えて甘皮処理などを行う「ネイルケア」、爪にマニュキュアを塗る「カラーリング」、爪にデザインを施す「ネイルアート」、そして傷んだ爪の補修や修復をする「リペアー」などがあります。

新しい技術やトレンドの追求をはじめ、お客さまの求めるものを的確に把握し、喜んでもらえるデザインやアドバイスを提案する力も必要です。

多くのネイリストはネイルサロンや美容院で働いていますが、スキルを身につけて、フリーランスのネイリストになったり、独立・開業して自宅をサロンにする人もいます。

エステティシャン

エステティシャンは、お客さまの肌や全身を美しくする仕事です。

エステティシャンの施術方法はサロンによって異なりますが、基本的に「カウンセリング」「フェイシャルケア」「ボディケア」「脱毛」の4つがメインとなります。

お客さまに美を提供することが最も大事ですが、お客さまが抱える悩みを引き出すカウンセリング能力、また施術中にリラックスしてもらえる雰囲気づくりなど、癒しの要素も重要です。

エステティシャンはおもにエステサロンに勤務しますが、独立・開業し、自宅をサロンにして働いている人もいます。

身体の不調を改善へと導く仕事

私たちが病気にかかったりケガをしたりしてしまったときには、病院で医師の診察を受けるのが一般的ですが、医師以外でも、人々の身体の状態を良くしていく仕事があります。

そのひとつである「柔道整復師」は、骨や関節、筋や腱、靭帯といった箇所に発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などを治す仕事です。

医師のように投薬や手術は行わず、湿布や包帯、テーピングなどによって、人間の持つ自然治癒力を発揮させた施術をします。

あん摩マッサージ指圧師」は、身体をなでたり押したり揉んだりすることによって、血行の流れをよくし、こりや痛みを和らげる仕事です。

器具は用いずに、手のひらや指を使って施術をします。

鍼灸師」は、全身のツボに刺激を与える「はり」と熱を与える「きゅう」の施術を行い、肩こりや腰痛、神経痛をはじめとする身体のさまざまな症状にアプローチします。

そして「整体師」は、肩こりや腰痛などを筋肉の矯正・緩和をさせる技術を用い、症状の回復を促す仕事です。

筋肉バランスや骨格を調整することにより、肩こりや腰痛などの改善を目指します。

これらの仕事は、それぞれ施術方法は異なるものの、いずれも「東洋医学」に基づく施術を行うことが特徴です。

柔道整復師

柔道整復師は、骨や関節、筋や腱、靭帯といった箇所に発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などを治療する仕事です。

柔道整復師の施術は基本的に素手でのみ行うことが特徴です。

また、病院のように西洋医学に基づく投薬や手術は行わず、人間の持つ自然治癒力を発揮させながら、湿布や包帯、テーピングなどで症状の改善を目指します。

柔道整復師は国家資格を持っており、骨折や脱臼など一部の治療を除けば、治療の際に医師の同意は必要としません。

多くの柔道整復師は接骨院や病院の整形外科に勤務していますが、なかにはスポーツトレーナーとして活躍したり、福祉・介護や美容の分野などで働く人もいます。

また、ある程度の経験を積むと独立し、自分の院を開業する人も少なくありません。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、手のひらや指を使った施術により、身体の血行の流れをよくし、こりや痛みを和らげる仕事です。

基本的に器具は使わず、自然治癒力や免疫力を高めることを目的とした東洋医学に基づく施術を行います。

あん摩マッサージ指圧師はは国家資格であり、独立した判断で人にマッサージを行えるのは、医師と、あん摩マッサージ指圧師のみとされています。

おもに治療院やマッサージ店、病院の整形外科等で働いており、美容やリラクゼーション分野でも需要があります。

開業することもできるため、自ら治療院を開いて仕事をしていく人も多くいます。

鍼灸師

鍼灸師は、全身のツボに刺激を与える「はり」と熱を与える「きゅう」の施術をする仕事です。

針を使う技術者は「針師(はりし)」、お灸を使う技術者は「灸師(きゅうし)」とそれぞれ呼ばれますが、国家資格である「はり師」と「きゅう師」の両方を持っている人が多く、そうした人が鍼灸師と呼ばれます。

鍼灸治療では、東洋医学に基づき人が本来持っている自然治癒力を活性化させることを目的としており、肩こりや腰痛をはじめ、神経痛やアレルギーなど、身体のさまざまな症状の改善を目指します。

鍼灸師は、鍼灸専門の治療院や病院のリハビリテーション科などに勤務するほか、スポーツトレーナーとして、また美容業界で活躍する人もいます。

独立・開業する人も多く、鍼灸師に加えて「あんまマッサージ指圧師」の国家資格まで併せ持つ人は、「三療師(さんりょうし)」と呼ばれます。

整体師

整体師は、手技によって筋肉バランスや骨格を調整し、人間の持つ自然治癒力を高めて、肩こりなどの症状を和らげる仕事です。

整体師には国家資格がなく、さまざまな民間団体が認定する民間資格となっているため、特別な学校で学んだり資格を取得したりしなくても働くことができます。

ただし、整体の手技の技術習得は不可欠かつ人体の構造に関する専門的な知識も必要になるため、多くの人が整体師養成スクールで学んだり、研修制度の充実している整体院でスキルアップを目指します。

独立・開業することも可能ですが、整体院の数が増えて競争が厳しくなっているため、確かな知識と技術、お客さまの信頼を集めることが非常に重要です。

「先生」の立場で、物事を教える仕事

自宅・家で開業できる仕事のなかには、「先生」となって人に何かを教えたり、伝えたりすることが好きな人に向いているものもあります。

たとえば「塾講師」です。

塾講師というと、企業が運営する個別指導塾や集団指導塾へ勤務することが多いですが、自分で塾を開業することも可能です。

開業すれば、自らが考えた教育理念に沿って指導をすることができるなど魅力やメリットはたくさんありますが、少子化が進んでいることから経営を成功させるためには努力や工夫が必要です。

ピアノ講師」は、楽器のピアノの演奏指導をする仕事です。

生徒の年齢やレベル、目的に合わせて指導をする必要があり、楽器関連会社などが運営するピアノ教室に勤める人のほか、独立して自宅でピアノレッスンをする人も大勢います。

ピアノは習い事として根強い人気がありますが、多くの生徒を集めるにはわかりやすく教えられる指導スキルや、一定レベルのピアノ演奏の知識・技術も求められます。

塾講師

塾講師は、受験対策を軸とした学習指導と、学校での学習内容のフォローを行う仕事です。

生徒の現時点での学力や苦手な箇所を見極め、目標達成に向けて的確に導いていくのが塾講師の役割です。

ひとことで塾といっても、マンツーマンで指導を行う個別指導塾や、一人の講師が複数人の生徒に指導する集団指導塾、映像やオンラインで指導する塾など、さまざまな形態があります。

また、企業が運営する塾も多数ありますが、そのなかで独立・開業し、自ら塾経営を行う人も増えています。

塾経営を成功させるためには、少子化の中で生徒を呼び込む集客力と、確かな成果を出す高いレベルの指導力が求められます。

ピアノ講師

ピアノ講師は、楽器のピアノの演奏指導をする仕事です。

音楽教室の講師として勤務する人もいれば、開業して自宅でレッスンを開く人も多くいます。

ピアノは昔から変わらず習い事として人気がありますが、生徒の年齢やレベル、習う目的や目標に合わせてわかりやすく、的確に指導する力が求められます。

ピアノ講師の多くが自らピアノに触れてきた経験を持ち、有名な音大出身者やコンクール受賞者がピアノ講師になるケースもしばしば見られます。

人生の悩みの相談にのり、問題解決の手助けをする仕事

ここからは、人の悩みを聞いて、問題解決のアドバイスをしたり、さまざまな手法によって心身を癒やしたりする仕事を紹介します。

占い師」は、相談者の悩みを聞いて問題点を探り、占いの技法やカウンセリングスキルによってアドバイスをする仕事です。

相談者の悩みの内容は、恋愛相談をはじめ、就・転職などの進路、家族問題、金銭関連などさまざまです。

占い師はタロットや六星占術といった占いの技法を駆使して、相談者の悩みに対して答えを導き出したり、進むべき道を提案したりします。

続いて、心身のストレスや不調を抱える人を癒すのが「セラピスト」です。

セラピストが実践するセラピーの内容は、アロマやハーブから、色(カラー)や動物、絵本を使ったものなど、さまざまです。

おもに外見を美しくするエステティシャンと比べて、セラピストは内面から心身の調子を整えることを目的としているのが特徴です。

占い師

占い師は、相談者の悩みを聞いて問題点を探り、占いの技法やカウンセリングスキルによってアドバイスをする仕事です。

相談者が抱える悩みは、恋愛問題や夫婦関係、進学、キャリア、金銭問題など多岐にわたります。

占い師によって「タロット」や「六星占術」など得意とする技法が異なり、また対面だけではなく、電話やメールなどを利用して占いをする人もいます。

そのため、お客さまを集めることができれば、店舗などに出勤せず自宅で占い業をすることも可能です。

相談者が何を求めているのか、どう応えてほしいのかというニーズを瞬時に察知し、悩み解決や願望成就のためのサポートをすることが占い師のおもな役割です。

セラピスト

セラピストとは、心身に不調を抱えるお客さまにセラピーを実践し、癒しを与える仕事です。

セラピストの施術方法は、アロマや薬草、心理療法、精神療法などを使ったもので、いわゆる民間療法になります。

医師ではないため治療行為はできませんが、セラピーによってお客さまの抱える諸問題が解決に導かれたり、心身の不調が軽減したりすることがあります。

セラピーを成功させるためには、セラピーの知識や技術の習得はもちろんですが、お客さまの話をよく聞き、リラックスしてもらえる雰囲気づくりを行うことも重要です。

基本的に大がかりな設備は必要ないため、自宅の一室で個人サロンを開業する人もいます。

今回見てきた通り、自宅・家で開業できる仕事は多岐にわたりますが、そのなかには国家資格のように特別な資格が必須となるものもあれば、独学で目指せるものもあります。

また、自宅で開業するにあたって必要な設備や準備なども仕事内容によって異なりますので、目指す前によく情報を調べておくことをおすすめします。