医療専門学校とは

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医療系の職業・仕事はたくさんありますが、そのなかで医療専門学校はどのような勉強をすることができるのでしょうか。

このページでは、医療専門学校で学べることや、卒業後にどのような進路があるのかについて紹介していきます。

医療専門学校とは

医療系の職業・仕事はたくさんありますが、医療専門学校では、そのなかでもおもに国家資格が必要な「鍼灸師(はり師・きゅう師)」や「柔道整復師」「臨床検査技師」「診療放射線技師」などになるために必要な知識・技術を身につける勉強をしていきます。

人の健康に深く関わっていくこうした職業につくには専門的な知識と正しい技術の習得が不可欠であり、それぞれの養成施設として定められた医療専門学校で所定のカリキュラムを修了することによって、国家試験の受験資格が得られます。

国家資格を取得すれば、その資格を生かして医療施設などへ就職し、プロフェッショナルとしてさまざまな人に検査や施術を行うことができます。

このほか、医療現場を裏方として支えていく「医療事務」や「医療秘書」といった仕事を目指せる医療専門学校もあり、幅広く医療に関わる仕事に就くための知識・技術を学ぶことができます。

医療専門学校で勉強すること、授業科目

医療専門学校で勉強すること

医療専門学校では、国家資格が必要な鍼灸師や柔道整復師、臨床検査技師、診療放射線技師などになるために必要な知識・技術を身につける勉強をしていきます。

鍼灸師や柔道整復師は、それぞれの養成施設として定められた医療専門学校で3年間のカリキュラムを修了することによって、国家試験の受験資格が得られます。

鍼灸師や柔道整復師の仕事では、医学や人体構造についての専門的な知識が求められたり、独自の技術を用いることが多いため、医療専門学校での在学中には、日々そうしたスキルを磨いていくことになります。

臨床検査技師や診療放射線技師、そして理学療法士作業療法士も国家資格が必要な職業であり、医学的な基礎知識のほか、専門的な機器の扱い方や検査法などを学ばなくてはなりません。

医療専門学校では、在学中に各職業で求められる知識と技術を身につけ、即戦力として活躍できる人材を目指します。

また、医療事務や医療秘書といった、医療現場を裏方として支える職業を目指すために必要な勉強をすることもできます。

医療専門学校のおもな授業科目

医療専門学校の授業科目は、所属する学科・コースによっても多少変わってきます。

鍼灸師を養成する学科・コースであれば、解剖学や生理学などの基礎医学、東洋医学や「はり・きゅう」の施術の理論、臨床の基礎知識などを勉強します。

柔道整復師を養成する学科・コースであれば、鍼灸師と同じような基礎医学をはじめ、柔道、運動学、リハビリテーションなどについても勉強します。

鍼灸師と柔道整復師は学ぶ内容が重なる部分もあり、活躍の幅を広げるためにダブルライセンス取得を目指していく人もいます。

臨床検査技師や診療放射線技師は、それぞれの学科のみを置く単科校が目立ち、数学化学といった基礎分野から、技師として必要な技術を身につける専門分野まで深く学んでいきます。

理学療法士や作業療法士の学科では、医学の概論から解剖学、運動学、生化学といった医学的な知識を身につけ、さらに理学療法と作業療法の理論を学んだうえで技術面も高めていきます。

医療事務や医療秘書の学科では、ビジネスマナーや電話応対、パソコンスキル、また医療事務を目指す場合には診療報酬明細書作成など、医療現場のスタッフとして求められるさまざまなスキルを身につけていきます。

実習の時間も多い

医療専門学校での勉強は、講義による理論の習得と、技術力を磨く実践の両方をバランスよく行うことが重視されています。

いくら専門的な知識を豊富に持っていても、それを実際に現場で実践できなければ仕事としてやっていくのは難しいため、基礎実技や臨床実習の時間も多く用意されているのが医療専門学校の特徴といえます。

基本的に、学年が上がるにつれて実習の割合が増えますが、学校によっては1年次から臨床実習が行われ、実際に現場へ出向いて患者さんに対する接し方や技術力をさらに磨きます。

医療専門学校では、目指す職業・仕事に就くために求められる知識や技術を基礎からしっかりと学び、応用力も育んでいくことができます。

国家試験対策や資格取得に向けた対策も学校が行ってくれることが多く、確実に目標に向かっていくことができる環境があるといえるでしょう。

医療専門学校から目指せる職業・仕事

医療専門学校から目指せる職業

医療専門学校から目指せる最も代表的な職業のひとつが、鍼灸師、つまり「はり師」と「きゅう師」です。

鍼灸師になるには、それぞれの養成課程のある専門学校などで3年以上学び、必要科目を修得したのち、国家試験合格を目指す必要があります。

医療専門学校のなかで、はり師・きゅう師の養成コースを設けているところで学べば、それぞれの国家試験の受験資格が得られます。

柔道整復師

柔道整復師も、医療専門学校から目指せるおもな職業・仕事のひとつです。

柔道整復師は国家資格であり、柔道整復師養成課程のある専門学校などで3年以上学び、必要な科目を修得することで国家試験の受験資格が得られます。

卒業後には接骨院や整骨院へ就職する人が多いですが、独立開業することも可能です。

スポーツトレーナー

鍼灸や柔道整復に関する専門知識・技術は、スポーツトレーナーとして活躍するうえでもおおいに役立ちます。

そのため、スポーツトレーナーを目指している人が医療専門学校で勉強し、鍼灸師や柔道整復師の国家資格を得て、希望の道へ進んでいくケースも見られます。

学校によっては、スポーツトレーナー養成コースを設けており、運動学やスポーツマッサージ、テーピングなどの技術、スポーツ心理学など、スポーツトレーナーになるための専門的な内容を勉強していくことができます。

臨床検査技師、診療放射線技師

医療技術系の専門学校では、臨床検査技師や診療放射線技師になるための勉強をすることができます。

臨床検査技師学科あるいは診療放射線技師学科のみを設置する単科の専門学校が多く、それぞれの国家資格を取得し、技師として就職するための専門知識や技術を徹底的に学ぶことができます。

理学療法士、作業療法士

これらの国家試験を受験するためには、所定の養成施設で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけることが必要です。

医療専門学校のなかにもこの養成施設に指定されているところがあるため、卒業すると国家試験の受験資格が与えられ、見事試験に合格すれば理学療法士あるいは作業療法士として病院などで働く道が開かれます。

医療事務、医療秘書

一部の医療専門学校では、医療現場を裏方として支える医療事務や医療秘書を目指すこともできます。

国家資格が必要な仕事ではありませんが、専門学校で基礎からスキルを身につけておくことで、就職時に有利になるでしょう。

在学中に、各職業に関連する資格取得を目指すこともできます。

ダブルライセンス取得を目指す人も

医療専門学校では、「鍼灸師(はり師・きゅう師)」と「柔道整復師」という国家資格取得を目指せる学科・コースを設けているところが多くなっています。

これらは専門分野にある程度の共通性があるため、ダブルライセンスの取得によって、より活躍の幅を広げていこうと考える人もいます。

実際、鍼灸と柔道整復の勉強を同時にできる医療専門学校もあり、そこでは両方の学科・コースを同時に卒業し、同時に国家資格を取得することができます。

医療専門学校からは、人の体を健康に導いたり、医療現場をさまざまな方面から支える専門職を目指すことができます。

なかには国家資格が必要な職業・仕事もありますが、在学中に確かな専門知識と技術を身につけ、理想の就職に向かって確実に近づいていくことができるでしょう。

医療専門学校の学費、費用

医療専門学校の学費

医療専門学校は、他の種類の専門学校と比べても、学費がやや高めに設定されているようです。

その背景には、医学に関する高度な専門知識を持った講師を雇うための人件費、研修や実習で用いる医療機器などの維持費などにお金がかかってくるといわれます。

また、医療系の勉強には専門書が用いられることが多く、学校で使う教材にお金がかかりやすいという点も挙げられます。

鍼灸師や柔道整復師を目指すための医療専門学校の学科・コースは3年制となっており、年間で100万円~130万円程度、卒業までの学費は300万円~400万円程度がボリュームゾーンとなるでしょう。

臨床検査技師や診療放射線技師、理学療法士や作業療法士を目指すための医療専門学校は、基本的に昼間部で3年制となり、初年度で150万円前後、2年次以降は100万円~120万円程度が学費の相場となっているようです。

医療事務や医療秘書は、年間で100万円程度の学費の専門学校が多いようです。

なお、学費には入学金、授業料、施設維持費が含まれるのが一般的で、初年度のみ入学金が必要になりますが、その額は0円~70万円程度までだいぶ幅が出ているようです。

入学金がいくらかによっても、負担する学費が大きく変わってくるといえるでしょう。

医療専門学校の費用

学費以外に必要なお金もあります。

たとえば、校友会費、教科書・テキスト代、白衣代、柔道着、学生保険料、実習用具代などが挙げられ、それらの合計で年間に10万円~30万円程度はかかってくるのが一般的です。

学費とは別で、卒業までに100万円程度必要になると考えておいたほうがよいかもしれません。

また、学校に通学するための交通費や日常的に使う筆記用具などの文房具代、もし遠方から一人暮らしをして進学する場合には家賃や生活費なども必要になるでしょう。

学費サポート制度について

経済的な不安を抱える人に向けて、さまざまな学費サポート制度を用意している医療専門学校もあります。

特待生制度では、学業成績やスポーツ分野での活躍などがある場合、授業料が大きく免除されることがあります。

また、奨学金や教育ローン制度を使って、無利息あるいは低利息で学費の貸し付けを受けながら卒業を目指すこともできます。

そのほか、鍼灸師と柔道整復師の両方の国家資格取得を目指す人に対しては、学費が割引になるといった制度を設けている学校もあります。

こうしたサポート制度は学校によって内容も異なるため、詳しくは各学校のホームページなどで確認してください。

医療専門学校で学び、卒業するまでには、決して安いとはいえないお金が必要になってきます。

入学前にどれくらいの学費が必要かをしっかり確認しておき、場合によっては学費サポートも活用してみてください。

医療専門学校の就職先、就職率、卒業後

医療専門学校の就職先

医療専門学校から目指せる職業・仕事別の代表的な就職先、活躍の場は以下の通りです。

鍼灸師

鍼灸院や介護・福祉施設、リラクゼーションサロンへの勤務のほか、アスリートの体のケアを行うスポーツトレーナーとなって活躍する人もいます。

また、はり師ときゅう師には独立開業権があるため、自分で鍼灸院を開設することも可能です。

柔道整復師

整骨院・接骨院へ就職する人が大半を占めています。

このほか、鍼灸師と同じくスポーツトレーナーとして活躍したり、介護・福祉施設で高齢者に対して施術を行う人もいます。

スポーツトレーナー

医療専門学校で身につけた知識・技術は、スポーツトレーナーとして生かすこともできます。

なお、スポーツトレーナーが人の体に触れて医療類似行為を行うには医療系の国家資格が必要になるため、実際に第一線で活躍するスポーツトレーナーになるには、鍼灸師や柔道整復師の資格は不可欠とされます。

将来的にはスポーツチームの専属スポーツトレーナーとなったり、個人でアスリートと契約を結んで働いていくこともできます。

臨床検査技師、診療放射線技師

臨床検査技師は、病院や検査センター、保健所、製薬メーカーなどさまざまな就職先があります。

大手の病院は志望者が多く、倍率が非常に高くなるケースもあります。

一方、診療放射線技師は病院へ就職する人が多く、とくに中~大規模の病院が就職先の選択肢に挙がってきます。

理学療法士、作業療法士

総合病院や整形外科病院、高齢者施設、身体障害者センター、保健センターなどが主となります。

そのなかで、身体に特化したアプローチをする理学療法士はスポーツ分野で働く人も多く、一方の心身両方にアプローチする作業療法士は児童福祉施設や特別支援学級で働く人もおり、子どもから高齢者まで幅広い年代の人を対象とすることも特徴です。

医療事務、医療秘書

病院への就職が中心となりますが、医療秘書はそれ以外にも薬局や製薬会社、健康保険組合など多岐にわたる場所で活躍することができます。

医療専門学校の就職率・卒業後

医療専門学校の就職率は学校によって異なりますが、すべての学校が数字を発表しているわけではありません。

ただし、就職サポートに力を入れている医療専門学校が多く、なかには100%やそれに近いくらいの就職率を誇っているところもあるようです。

医療専門学校には業界とのネットワークがあり、独自の求人情報も多数集まってきます。

また、就職セミナーやガイダンス、個別進路相談なども積極的に行われており、学校のさまざまなサポートを受けながら、自分が思い描く道へ進んでいきやすい環境となっています。

医療専門学校で勉強すると、取得資格によって、医療の現場はもちろん、それ以外にもスポーツ、介護・福祉、美容・リラクゼーションなど、多方面で活躍する道が開けます。

卒業後の進路についての情報は、各専門学校が情報を公開しているため、気になる人はホームページなどで調べてみてください。

医療専門学校の入試、志望動機、面接

医療専門学校の入試

医療専門学校の入試は、だいたい「一般入試」「推薦入試」「AO入試」の3種類の区分で行われています。

一般入試は、学歴などの応募資格を満たす人であれば、自由に応募することができます。

推薦入試は、指定校推薦や自己推薦などがあり、前者は専門学校が指定する高校から応募できるもの、後者は自分で自分を推薦するものとなります。

また、最近ではAO入試を実施する学校も増えています。

AO入試は学業などの成績ではなく、受験生の人物像や、勉強に対する意欲・熱意、向上心、目標に対する意識などを重視して選考される入試方法となっています。

AO入試の応募に際しては、学校説明会やオープンキャンパスへの参加が必須となっている場合が多くあります。

医療専門学校の試験内容は、専門学校や、学科・コースによっても異なりますが、書類審査、筆記試験、面接、小論文などがよく行われています。

医療専門学校の志望動機の考え方

医療専門学校の志望動機を考える際には、まず、何を学び、何を目指していきたいのかをハッキリさせることが大事といえるでしょう。

医療専門学校から目指せる職業・仕事はいくつか考えられるため、自分がどうなりたいのかを考えて、その道に進みたいと思ったきっかけを振り返ってみるとよいでしょう。

具体的な体験談や自分なりのエピソードまで話せると、オリジナリティある志望動機になるでしょう。

また、医療専門学校がいくつもあるなかで、その学校を志望する理由を明確にすることも重要です。

カリキュラムや授業科目、校内イベント、実習内容、資格取得や就職サポートなど、学校によって特色があるため、そうした点をよく調べて、自分が良いと感じたところを伝えられるようにしましょう。

医療専門学校の面接のポイント

医療専門学校では、どのような入試区分に応募する場合でも面接が行われることが多くなっています。

面接では、自己PRや志望動機を中心に問われてきますが、それ以外に高校時代に頑張ったこと、自分の長所・短所、どのような社会人になりたいか、目指す職業につくために必要だと思うことなどは、答えられるようにしておくとよいでしょう。

医療専門学校では、人の健康に関わる職業・仕事を目指していく勉強をするため、誠実さや清潔感なども重要視されます。

身だしなみにも気を付けて、明るくハキハキと答えるように心がけたいものです。

ここでは医療専門学校の入試を中心に見ていきましたが、学校によって試験科目や面接のポイントなどは変わってきます。

入試の詳細は各学校の募集要項で発表されるため、その内容を事前に確認して、しっかり準備しておきましょう。

医療専門学校のオープンキャンパス

医療専門学校のオープンキャンパスとは

医療専門学校のオープンキャンパスには、その専門学校への進学を検討していたり、興味を持っている人が参加することができます。

学校によってプログラムの詳細は異なりますが、一般的には学校説明会、入試相談会、体験授業、教員や在校生とのトーク、学校見学などが行われています。

とくに人気があるのが体験授業で、そこでは実際に医療専門学校で行われる講義や実技などの授業を体験することができます。

また、入試や入学後の生活について不安なこと、気がかりなことがあれば、オープンキャンパスの場を利用して学校のスタッフに質問することもできます。

オープンキャンパスへの参加は基本的に自由となっているため、受験をする前に必ず参加しなくてはならないというわけではありません。

ただし、参加することでパンフレットやホームページだけではなかなか見えない部分を見ることができたり、学校の雰囲気を肌で感じられたりするのは、大きなメリットとなるでしょう。

「この学校で学びたい」という気持ちが持てれば受験に向けてのモチベーションアップになりますし、志望動機を考えていくうえでも、オープンキャンパスで集めた専門学校の情報が役立つときがくるはずです。

医療専門学校のオープンキャンパスの内容

医療専門学校は、目指す職業別に複数の学科が設置されていることがあり、それぞれの学科に関する体験授業が行われています。

そのプログラムも学科によってバラエティーに富んでいます。

一例を挙げると、「目の疲れに効くツボを探す」「包帯テクニック」などさまざまな体験授業があります。

その分野に興味がある人であれば、きっと楽しい時間となるでしょうし、入学後にどのような勉強をしていくのかイメージを膨らませる機会になるでしょう。

医療専門学校のオープンキャンパスに参加する際の注意点

学校によってはオープンキャンパスへの参加には、ホームページ上などからの事前申し込みが必要な場合があります。

また、オープンキャンパスへの参加が、AO入試の応募条件のひとつになっていることもあるため注意してください。

ちなみに、オープンキャンパスに参加する際には、服装などは自由であることがほとんどですが、あまり奇抜な格好をするのはおすすめできません。

あくまでも礼儀正しく、好感を持たれるような態度や服装で参加するほうがよいでしょう。

オープンキャンパスへ参加することで、その学校のことをより深く理解するきっかけになるでしょう。

志望度の高い学校については、ぜひできる限り参加してみることをおすすめします。

夜間の医療専門学校

夜間の医療専門学校とは?

医療専門学校では、鍼灸師や柔道整復師、スポーツトレーナー、臨床検査技師、診療放射線技師、医療事務、医療秘書といったさまざまな医療関係の職業・仕事を目指していくための勉強をすることができます。

多くの医療専門学校では昼間に学ぶスタイルとなっており、平日の週5日、毎日学校に通うことになります。

しかし、一部の医療専門学校には昼間部とあわせて夜間部が置かれており、夕方から夜にかけて、先に挙げたような職業・仕事を目指すための授業が行われています。

夜間部の特徴は、1日の授業時間が昼間部に比べて短いことです。

だいたい18時くらいから21時くらいにかけて授業が行われており、短時間で効率よく必要な知識・技術を身につけるカリキュラムとなっています。

医療専門学校の夜間部で学ぶメリット

夜間の医療専門学校に通う最大のメリットは、日中に時間がとれない人でも、医療系の職業・仕事につくための専門的な勉強ができる点だといえるでしょう。

昼間部よりも総授業時間は少なくなりますが、限られた時間できちんと知識・技術を習得できるようなカリキュラムが用意されています。

たとえば昼間に仕事やアルバイトをしていたり、家庭の事情で昼間は家を空けられないような人でも、専門学校に通うことができます。

もちろん、取得可能な資格も昼間部と同じで、希望の進路への就職を目指すことができます。

さらに学費についても、昼間部と比較すると安くなっていることが多く、その点もメリットであるといえるでしょう。

医療専門学校の夜間部にはどんな人が通っている?

夜間の医療専門学校には、昼間に何かしらの仕事をしている人が多く通っています。

たとえば学費を自分で稼ぐためにアルバイトをしている人や、卒業してから現場に早くなじめるよう、整体院や整骨院で受付や助手などの仕事をしている人もいるようです。

昼間部に比べると、社会人経験を持つ人や、20代以上の幅広い年齢層の人が通っている割合が大きいことも夜間部の特徴といえるでしょう。

昼間に通学することが難しい人にとって、夜間部は魅力的な選択肢となるでしょう。

学校によっては、昼間部と夜間部で授業科目や参加できる学校行事などに違いが見られる場合があるため、詳しくは各学校の情報を調べながら確認してください。

医療専門学校の髪色・ピアス

医療専門学校は髪型や服装にも厳しい?

医療専門学校は他の種類の専門学校に比べると、服装や髪型などの身だしなみについては、やや厳しめといえるでしょう。

それというのも、医療専門学校から目指す職業や仕事は、病気やケガを抱える人に対しての施術や対応を行うなど、何よりも安心・安全や誠実さが求められるものだからです。

たとえばファッションやエンターテインメントなど、個性が重視される業界では、専門学校でも奇抜な服装や髪型が認められていたリ、自由度の高い環境のなかで学ぶことができます。

ただし、医療専門学校のカリキュラムには実習の時間も多く設けられており、医療機関などの現場で実際に患者さんに接していきますし、すでに第一線で活躍されているスタッフとのコミュニケーションの機会も多くあります。

その際には「仕事をする場所」という意識を持つことが求められ、相手に清潔感や信頼感を与えるような格好をしなくてはなりません。

あまりに派手な髪色やピアスをしていると、「この子はやる気があるのだろうか」と思われてしまう可能性があるため、専門学校としては「髪染め禁止、ピアス禁止」というルールを設けることもあるようです。

学校では白衣や作業着を着ることも

医療専門学校の授業では、実習などで白衣や作業着を着る機会もあります。

卒業後に、実際に病院や治療院などで施術を行うことを想定して必要な技術の勉強をしていくため、時期によっては学校で過ごす時間の多くは白衣着用ということもあり得ます。

通学時の服装は基本的に自由ですが、授業ではあくまでも「施術にふさわしく、動きやすい服装」をしていくことが多くなります。

専門学校の種類によっては、1日中自由な私服で過ごせるところもありますが、医療専門学校の場合には、勉強する内容の特徴からも、学校内でオシャレをするというのは、あまりできないことが多いかもしれません。

医療専門学校では、学校によっては髪色やピアスについて規定が設けられている場合があります。

厳しいと感じるかもしれませんが、社会人になるための訓練という気持ちを持っていれば、案外すぐに馴染めるのではないでしょうか。

オンオフのメリハリをしっかりとつけて、学校ではその学校のルールに従って過ごしましょう。

医療専門学校は全国にたくさんあり、目指せる職業・仕事もさまざまなものがありますが、医療専門学校によっては特定の学科しか置いていないところもあります。

医療系の勉強ができる専門学校を探す際には、各学校のカリキュラムや情報をよく確認してください。