銀行員(一般職)を辞めたくなったとき(体験談)
プライベートでも品行方正に
銀行員というとどんなイメージがあるのでしょう。お客さまや友人によく言われたのは、
・真面目そう
・お給料が多そう
・3時に窓口を閉めて、早く帰れるからうらやましい
・エリートだね!
・銀行はお役所仕事だね!
などなど、いろいろな意見をいただいた覚えがあります。
当たっているもの、そうでないもの、苦笑いするしかないとき…。意見やシーンによってさまざまでした。
どのお勤めも大変ですが、銀行員はお客さまの大切な資産をお預かりする重大な責任の伴う仕事です。
取引の継続・発展のために利用してもらうためには他所の企業さん以上に清廉潔白でクリーンな印象が求められます。
会社外でのプライベートな時間であっても気を抜くことは許されないのです。
人間関係にストレスがあることも
銀行では多くの人が働いています。銀行の規模によっても異なりますが、数千人の社員を抱えているところは少なくありません。
十人十色とは、よく言ったものでいろいろな性格・考え方の同僚、上司、先輩、後輩に出会います。社員が多い分気の合う友人も多くできますが、その逆もまた多くあります。
また、銀行はお客さまからの信頼が第一です。必然的にお客さまに接する時間も増えてきます。
人間、良い時もあれば悪いときもあります。お金にまつわる仕事なので、同僚もお客さまもカリカリしてしまいがちです。
ミスが許されない
お金にまつわる仕事なので、小さなミス一つ許されません。
銀行の三大業務と言われる「預金業務・為替業務・融資業務」どれもきっちりとした正確な処理が求められます。
人間なのでどうしてもミスは起こしてしまうものですが、そういった「甘えた考え」すら捨てなければなりません。
銀行業務に関係のある法令の改訂があれば、それに合わせてさまざまなパターンに対応できるようにならなければなりません。
日々の業務をこなすだけでは銀行の収支をまかなえませんので、俗に言う「ノルマ」もあります。
一人の銀行員が何でもできることが求められます。
厳しくもやりがいのある仕事
銀行員は、厳しい仕事です。精神的に追い込まれることがたくさんあります。
逃げ出したくなることばかりですが、業務に携わり続けることで、新卒で就職したころの心身ともに軟弱だった自分自身を反省するとともに強い自分に出会うことができました。
勤務期間の中で何度辞めたくなったかわかりませんが、やりがいのある仕事だと思っています。