ゲーム制作会社社員の給料・年収

ゲーム制作会社社員の平均年収・給料の統計データ

国内のゲーム市場は10年連続で伸び続けており、比較的好調な業界といえます。

ゲームのプラットフォームは多様化を続け、会社の規模を問わずゲームをリリースできる時代になっています。

その分、求人ニーズも高いといえますが、これからゲーム業界を目指す人は給与面での待遇も気になるところではないでしょうか。

ここでは大手ゲーム制作会社を中心に、給与や年収、福利厚生を含めた待遇面について解説しています。

なおここでいう大手とは、任天堂、ソニー、カプコン、セガ、スクウェア・エニックス、バンダイナムコエンターテインメントの6社を指しています。

ゲーム制作会社社員の平均年収・月収・ボーナス

ゲーム制作会社大手が公表している有価証券報告書(2020年3月期)を参考にすると、6社の平均年収は約994万円でした。

東京商工リサーチが調査・発表した上場企業の平均年収は約630万円(2020年3月期決算)でしたので、上場企業よりも350万円も高いのが分かります。

また、国税庁が調査した民間企業の平均年収は約440万円でしたので、大手ゲーム制作会社に限っていえば相当高めの年収といえます。

月収やボーナスについてのデータはありませんので正確な金額は不明ですが、年収から推測すれば一般的な給与よりも高めでしょう。

ちなみに大手6社で平均年収が一番高かったのはスクウェア・エニックスの1,487万円でした。

あくまでも有価証券報告書の数字ですが一番低かった企業とは800万円以上開きがあり、大手6社の中でも大きく差があるようです。

参考:東京商工リサーチ 「上場企業1,803社の平均年間給与」調査 2020年3月期決算

参考:国税庁 平成30年分民間給与実態統計調査結果について

ゲーム制作会社社員の初任給はどれくらい?

年収がかなり高めですので初任給も期待する人もいるかもしれません。

実際はどうなのか、大手6社のうち初任給を公表している会社を参考にしてまとめてみます。

■任天堂
大学院博士卒:258,000円
大学院修士卒:243,000円
大学卒:233,000円
高専・専門卒:211,500円

■ソニー
大学院修士卒:280,000円
大学卒:250,000円
高専・専門卒:211,500円

■カプコン
開発職(大学院・大学・短大・高専・専門卒):230,000円
総合職(大学院・大学・短大・高専・専門卒):187,500円

どの業界も同じですが、最終学歴によって初任給に多少の開きがあります。

カプコンの場合は営業やプロモーションを担当する総合職よりも、実際のゲーム制作にたずさわる開発職(デザイナーやプログラマー、企画など)の方が高い設定になっているのは特徴的です。

ちなみに厚生労働省が公表している民間企業の学歴別初任給では修士了が約24万円、学部卒が約21万円、高専・短大卒が約18万円です。

初任給だけを比較しても平均を上回っているのが分かります。

ゲーム制作会社社員の福利厚生の特徴は?

ゲーム制作会社はここで紹介しているような大手もあれば、制作を専門で請け負う数名規模の会社までさまざまです。

規模は違っても人を雇用している会社であれば健康保険や厚生年金、労災保険や雇用保険といった各種保険制度はもちろん整っています。
ただし、規模が大きくなれば福利厚生の充実度は高まります。

・企業内保育所
・保養施設利用
・社員寮
・社員食堂
・財形貯蓄制度
・従業員持株会
・子供育成支援制度
・確定拠出年金制度

上記はほんの一例ですが、日々の疲れをいやすものから、将来設計に役立つものまであります。

志望する会社の給料を確認することも大事ですが、仕事をする上では働く環境も重要なので福利厚生の充実度も確認するとよいでしょう。

ゲーム制作会社社員の給料・年収の特徴

ここまで大手ゲーム制作会社の給料や年収を中心に紹介してきました。

大手の平均年収は約994万円でしたが、そこまで高収入を得られるのはほんの一部であるということは認識しておく必要があります。

国内のゲーム制作会社はとても多く、会社の規模やスキルなどによっても給料は大きく異なるでしょう。

公式のデータではありませんが、ゲーム制作会社の平均年収は400万円~500万円台といわれています。

冒頭でも記しましたが国税庁が調査した民間企業の平均年収は約440万円ですので、おおむね一般的な平均年収の会社が多いかもしれません。

近年はオンラインプラットフォームの市場拡大が著しく、国内のゲーム市場の約7割を占めているほどです。

スマートフォン向けのソーシャルゲームを手がける会社も増えており、ヒット作をコンスタントに出せるようになれば会社が成長するのはもちろん、社員の給料にも還元され、年収も一気に増える可能性も秘めています。

また、ゲーム制作の世界は技術と実績しだいでキャリアアップが可能です。

技術を磨き、経験と実力を積めば大手に転職するチャンスも広がり、年収アップにもつながるでしょう。

代表的なゲーム制作会社の年収・特徴

会社名 平均年収 平均年齢
任天堂 935万円 39.2歳
カプコン 599万円 37.1歳
スクウェア・エニックス 1,487万円 47.6歳

出典:2020年現在(各社有価証券報告書より)

任天堂の特徴

家庭用ゲームでは、ハードもソフトもトップクラスの人気を誇っています。

国内だけでなく世界中で人気のゲームソフトをいくつも発表しており、常に業界をリードしている企業です。

カプコンの特徴

家庭用ゲームソフトの開発大手として歴史も長く、特にアクション系のソフトを軸に人気作品を数多く開発しています。

家庭用ゲームソフトに加え、ダウンロード対応のソフトなどデジタル戦略も推進しています。

スクウェア・エニックスの特徴

2003年にエニックスとスクウェアが合併して設立されました。

シリーズ化されている人気のRPG作品を軸に、出版事業やアミューズメント事業も展開しています。

ゲーム制作会社社員が収入を上げるためには?

経験や技術が重要視されるため、積極的に吸収する姿勢が大切です。

できることの幅を広げ、徐々に責任ある仕事を任せてもらえるようになれば、自然と給料も上がっていくでしょう。

ゲーム業界はユーザーの評価が全てともいえます。

企画やデザイン、プログラミングなど職種はさまざまなありますが、手掛けた作品がユーザーの評価を得られれば、客観的な評価にもつながります。

それだけ社内での評価もあがりますし、積み重ねた実績は転職にも役立ちます。

仕事面でのキャリアアップはもちろんですが、金銭面でも高待遇の会社に転職できる可能性もあります。