【2021年版】映画配給会社社員の給料・年収

映画配給会社社員の平均年収・給料の統計データ

映画配給会社社員の平均年収・月収・ボーナス

映画配給会社の給料は、一般的なサラリーマンとそれほど違いはありません。

年収にすると400万円~500万円程度がボリュームゾーンとなっているようです。

ただし、大手の会社と中小の会社ではだいぶ年収に差が出ているといわれています。

大手の映画配給会社は歴史あるところが多く、それなりに安定した良い給料が望めます。

平均年収が800万円を超えている企業もあるほどです。

残業手当や休職制度などの福利厚生も、充実している傾向にあります。

一方、小さな配給会社では、最初の数年間は年収200万円~300万円程度ということも珍しくありません。

年齢や勤続年数、経験によってもバラツキがありますが、正社員でも賞与がゼロという会社もあります。

映画配給会社社員の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

映画配給会社社員の平均月収はどのくらいになるのでしょうか。

賞与がある企業で年収が450万円の場合、毎月の給料にすると30万円前後です。

残りの90万円を、年に二回の賞与として受け取ることになります。

賞与がない企業の場合は、毎月の給料が37万円ほどになると考えるとよいでしょう。

映画配給会社社員の初任給はどれくらい?

映画配給会社社員の初任給は、企業によって差があります。

大手企業である東映株式会社の場合、2019年度の初任給の実績は233,300円です。

これは、基本給と住宅手当を含んだ金額になります。

この他には賞与が年に年2回、毎年6月と12月に支払われるようです。

中小企業の場合は、初任給が20万円前後になることが多いようです。

映画配給会社社員の福利厚生の特徴は?

映画配給会社の福利厚生は、大手企業ほど充実しています。

ここでは、東映株式会社の福利厚生を一例として見てみましょう。

まず、育児休職や育児時短勤務、介護休職や時間単位有休があるので、育児や介護をしている人が仕事を続けやすい環境があります。

独身寮や契約保養所があり、社員の健康を守るための定期健康診断も行われています。

さらに、社内には社員食堂や理容室があり、野球部やフットサル部などの部活動も活発に行われているようです。

社員が心身ともに健康に働けるようなサポート体制があると考えてよいでしょう。

その一方で、この業界は中小企業も非常に多く、まだまだ女性の育休や時短勤務の制度が整っていないところもあるようです。

今後は、中小企業がいかにして大手のように福利厚生を充実させていけるかが課題となっています。

映画配給会社社員の給料・年収の特徴

業界に入るために

映画業界に就職する以上は、最初から安定した会社で働きたいと考える人は多いでしょう。

しかし、この業界は他の業界に比べると就業人数が少ないため、第一志望の企業に就職できる人は決して多くはありません。

大手といわれる企業でも従業員数が400名に満たないので、新卒で採用されるのは数名から数十名程度です。

小さな配給会社ともなれば、採用は数年に一度だけということも珍しくありません。

第一志望の企業に就職するどころか、映画配給会社に就職すること自体が難しいのが現状なのです。

この業界に入りたいのならば、給料や福利厚生が理想通りではなくても、ある程度は許容することが必要です。

まずはできるだけ多くの企業を受験して、入社のチャンスを広げましょう。

ヒットに応じて賞与も

映画配給会社にとっては、自社が配給する映画をヒットさせることが何よりも重要な課題です。

かつては、大手の映画配給会社が有名な監督や俳優を起用する映画でなければ、世間からはなかなか注目を集められませんでした。

しかし最近では、SNSで話題になったり口コミが広がったりすることで、思いがけない話題作になることがあります。

宣伝のやり方次第でさまざまな可能性が広がっているのです。

ヒット作が出れば興行成績もよくなり、配給会社にとっても増収に繋がります。

こうした場合、貢献を認められた映画配給会社社員は賞与がもらえることがあります。

厳しい時代を勝ち抜くため

映画業界は、昔に比べると厳しい競争にさらされています。

かつては庶民の娯楽の代表と言えば映画とテレビ番組でしたが、今はインターネットがあるからです。

YouTubeのような動画チャンネルやインスタグラムのようなSNSでのライブ配信など、映像コンテンツも多様化しています。

経営難に陥り、閉館してしまう映画館も少なくはない時代です。

厳しい時代のなかで生き残るために、これからの映画配給会社にはさらなる努力と工夫が求められるでしょう。

映画配給会社社員の勤務先別の給料・年収

大手企業の場合

映画配給会社には、映画業界では誰もが名前を知っているような大手企業から、社員数の少ない独立系の配給会社まで、さまざまな企業があります。

この業界の大手企業の代表といえば、松竹、東宝、東映の三社です。

日本の映画業界の歴史を作ってきたともいえるこれらの企業は、年収も一般的な企業より高い傾向があります。

平均年収にすると、800~900万円ほどになります。

福利厚生も充実しており、働きやすい環境があるといえるでしょう。

独立系の配給会社

一方、独立系の映画配給会社の場合、大手に比べると収入はそれほど高くはありません。

会社の規模自体が小さいので、経営も不安定になりがちです。

平均年収にすると400~500万円ほどと考えておくとよいでしょう。

企業によっては200~300万円ということもあります。

また、正社員ではなくてアルバイトなどの非正規雇用の人も多く働いています。

映画配給会社社員が所属する代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
松竹(株) 826万円 43.0歳
東宝(株) 873万円 42.1歳
東映(株) 851万円 42.6歳

出典:2020年現在(各社有価証券報告書より)

松竹株式会社の平均年収

社員の平均年齢は43.0歳で、平均年収は826万円です。

東宝株式会社の平均年収

社員の平均年齢は42.1歳で、平均年収は873万円です。

東映株式会社の平均年収

社員の平均年齢は42.6歳で、平均年収は851万円です。

映画配給会社社員の正社員以外の給料・年収

アルバイト

映画配給会社では、正社員以外のスタッフも多く働いています。

とくに中小の映画配給会社の場合、最初はアルバイトからスタートすることもよくあります。

アルバイトの場合、給料は時給制になるので、さほど高い収入は望めないのが現実です。

企業によって金額は異なりますが、一般的には時給1000~2000円前後になるでしょう。

とはいえ、経験を積めば少しずつ給料は上がっていく世界です。

しっかりと仕事をして成果を出し、会社から認められるようになれば、アルバイトから正社員になることも不可能ではありません。

映画配給会社社員が収入を上げるためには?

映画配給会社社員が収入を上げたいのであれば、まずは自社からヒット作を生み出すことが必要不可欠です。

自社が配給する映画がどれだけ映画館で観客を動員できるか、あるいはどれだけDVDを売り上げることができるかが、経営に直結しています。

とくに独立系の小さな映画配給会社の場合、選んだ映画の一本一本が会社の命運を左右するといっても過言ではありません。

シビアな世界ではありますが、結果が全て数字になって返ってくるので、やりがいを感じやすいでしょう。

もうひとつ、収入を上げる方法としては同業他社への転職も考えられます。

映画配給会社は企業によって規模が異なり、大手ほど給料も福利厚生も安定しています。

業界経験者であれば中途採用を受験することもできます。

狭き門であることは間違いありませんが、チャレンジする価値はあるでしょう。