潜水士の事故、危険なこと

潜水士は危険な仕事?

海に潜り、さまざまな業務をこなす潜水士。海や泳ぐことが好きな人であれば一度は憧れる職業かもしれませんが、地上とはまったく異なる環境下で行われる水中での仕事は、ときに危険を伴います。

実際、過去にはプロの潜水士の業務中における死亡事故も発生しています。

水中は、地上よりも高圧の環境であり、潜水士は水圧と同じ圧力の高圧空気を呼吸しながら活動します。

また、海には特有の物理現象があり、水域によって水温や海中生物、潮流なども異なります。

きちんとした知識や技能を身につけて安全に気を付けていれば過度に恐れる必要はありませんが、決して安易な気持ちでできる仕事ではないということは知っておく必要があるでしょう。

潜水業務の危険性

潜水士の業務は勤務先によって異なりますが、水中での土木作業や溶接作業などはごく一般的に行われています。

このような作業は、陸上よりもスムーズに行うのが難しいとされており、ただ潜るだけではなく作業するために必要とされる特殊な技能を身につけていなければなりません。

海や川などでの人命救助をする際も、体力はもちろん冷静な判断力、そしてチームワークが必要とされます。確かな技能がなければ、二次災害を引き起こす可能性があります。

そのほか、水中撮影や沈没船の内部調査など、一定時間潜り続けて何かしらの作業を行うのが潜水士の日常です。

水中はどのようになっているのか潜ってみなければわからない面も多く、潜水士自身がその場その場で状況を判断し、適切な行動をとらなくてはなりません。

なお、地上と水中の気圧が異なることから起こる「高気圧障害」は、潜水士の職業病のひとつといわれています。

高気圧障害は最悪の場合、肺の破裂などによって命を落とす可能性もあります。

体調が悪いときは潜らない、1日の潜水時間を守る、急浮上をしないなど、予防策に関する知識をきちんと身につけて実践する必要があります。