作業療法士になるには

作業療法士の国家資格を取得する

作業療法士として働くには、作業療法士国家試験に合格する必要があります。

この国家試験は、受験資格がある人しか受けることができません。

受験資格を得るための最も代表的な方法は、作業療法士の養成課程がある大学、短大、専門学校で3年以上学び、所定の課程を修了することです。

作業療法士の養成課程を置く学校はたくさんあり、学校によって在学期間や校風、カリキュラム、学費などは異なりますので、進学先を決める際は、よく考えて選びましょう。

国家試験はそこまで甘くない

作業療法士の国家試験は、基本的に筆記試験のみとなっています(重度視力障害者の場合は、筆記試験の実地問題に代えて口述試験および実技試験が行われます)。

合格率は例年80%前後を推移しており、決して低い数字ではありませんが、以前に比べると受験者の増加によって難易度は上がりつつあるようです。

専門的な問題も出題されるため、基礎知識を問う問題で点数を稼ぐことができないと合格は難しくなるでしょう。

養成学校でも国家試験対策の講義が行われることは多いですが、しっかりと計画的に勉強をしておくことが大切です。

作業療法士国家試験の難易度・合格率

就職決定後に合格発表となるケースが多い

作業療法士になるにあたって注意が必要なのは、国家試験を受けたとしても、本当に作業療法士になれるかどうかは、実際に現場に入ってからわかることがほとんどという点です。

というのも、作業療法士の国家試験は最終年次(卒業する年)の2月下旬頃に行われ、合格発表はだいたい同年の4月となっているからです。

一般的に、学校は3月に卒業し、4月上旬には就職先で働くことになるでしょう。

就職はそれ以前に決まっているケースが多いですから、就職活動のタイミングでは合格発表が終わっていない可能性があります。

無事に合格していれば何の心配もありませんが、万が一不合格であった場合、退職を余儀なくされてしまうこともあります。

職場によっては合格するまで働くことができることもあるものの、すべての職場がそうであるとは限らないため、この点には注意して就職先を探したり、合格のために努力したりすることが大切です。

就職先・活躍の場

作業療法士はリハビリテーションの専門職であるため、就職状況は悪くありません。しかし、作業療法士を目指す人は年々増加しており、条件が良いところに就職することは以前よりも若干厳しくなってきています。

代表的な就職先は、総合病院や精神病院、老人保健施設、障害者福祉施設、児童養護施設などになります。

女性の有資格者が多いということもあり、パートで働いている人も比較的多くいます。

作業療法士に求められるもの

根気

リハビリテーションは長期間かけて行うことが珍しくありません。なかなか成果が出ないことも多いため、根気や忍耐力が求められます。

患者さん気持ちを理解し、明るく励ましながら、一緒に頑張り続ける気持ちが欠かせません。

前向きさ

リハビリテーションは、患者さんにとって精神的にもつらい状態が続きます。そうした状況で、患者さんを明るく励まし、前向きな気持にしてあげることができるかどうかによって、リハビリの結果も変わってくることがあります。

人と接するのが好きで、献身的であり、ポジティブな性格が望ましいでしょう。

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