臨床検査技師の現状と将来性

臨床検査技師の現状とは?

「チーム医療」の考え方が進むなか、臨床検査技師は専門的な「検査」の知識や技術を持つ存在として、医療現場で重要視されています。

しかしながら、現代では検査機器が飛躍的に発達していることから、臨床検査技師の置かれている状況は厳しくなりつつあります。

これまでは人手に頼って行っていた検査も自動化され、臨床検査技師そのものの需要も少なくなりつつあります。

また、元臨床検査技師で子育てが落ち着いた女性が経験者採用としてパート採用されるケースや、アルバイトなど非正規での雇用も目立っています。

したがって、近頃では臨床検査技師としての業務を行う職場からは少し離れて、製薬メーカーや医療機器メーカーなどの一般企業に就職して働こうとする人も見受けられます。

臨床検査の新しい展開

臨床検査技師は医療系国家資格が必要とされる専門職ではありますが、「資格を取ったから一生安泰」という気持ちだけではいかなくなっている面があります。

実際、厳しい状況にも前向きに立ち向かっていくために、臨床検査技師の資格を持ちながら、さらに「細胞検査士」や「診療放射線技師」といった関連資格を取得して強みを持とうとする人も増加しています。

一方、最近では動物医療用の検査に力を入れている検査センターなども増えています。家族の一員としてのペットを愛する気持ちに応えようと、動物病院における検査の需要はますます高まりを見せています。

ペットの健康管理や病気治療のために臨床検査を行う。このような、動物医療における臨床検査はまだ可能性が広がっており、臨床検査技師としての活躍の場を広げるものと考えられます。

いずれにしても、医療の高度化がさらに進むなかで、検査にまつわる重要なデータを提供する臨床検査技師としての業務は重要性が増しています。

簡単な検査は機械化される一方で、今後はいっそう専門性の高い臨床検査技師が求められるようになるでしょう。