競輪選手の引退後の生活

スポーツの中でも選手寿命が長い

スポーツの中では、競輪選手の競技寿命は長いことで知られています。50歳以上の競輪選手も珍しくはなく、60歳以上の選手もいます。

競輪の最高速度は時速70キロといわれますが、2000メートルのレースでも、選手が全力を出すのは、最後の500〜800メートルです。

また、選手の運動は自転車を漕ぐことで、スポーツの中でも、筋肉や骨への負担が少ない方といわれています。筋肉や骨に無理な負担が長時間かからないことが、選手寿命の長い理由ではないかといわれています。

引退の平均年齢は44歳くらい

年齢が高くなると、持久力やパワーは衰えますが、反対に、駆け引きやレース展開は巧みになります。体力を温存しておいて、最後の一瞬の追い込みでレースを制するなど、レース展開を工夫すれば、現役を長く続けることが可能です。

ただし、成績が悪ければ、20代でも引退に追い込まれます。また、体力の限界を感じたり、成績が低下したことで引退を決意する人も多いです。

S級からA級に陥落したり、最下位のA級3班に降格した時がきっかけになるようです。だいたい40歳くらいで引退を考えるようになり、44歳くらいが平均的な引退年齢といわれています。

40代前半で引退が多いのは、現役選手を20年以上務めれば、約2000万円の退職金が出るからという事情もあります。また、現役生活20年以上で、引退後も年間約120万円の年金がもらえます。

その退職金や年金は、現役時代、獲得賞金の中から掛け金を払っています。

引退後の仕事はさまざま

引退後の生活は、さまざまです。目立つのは、競輪場の職員やガードマンでしょう。競輪場の検車や施設の運営スタッフ、売店スタッフなどの職員として、再就職するケースが多いようです。

競輪場の内外にあるガイダンスコーナーで働いているのも、たいてい元競輪選手です。また、元競輪選手を積極的に雇う警備会社があり、競輪場内外の警備を担当しています。

現役時代の収入が多かった選手は、現役時代から事業を始めたり、資金を貯めて準備をしている人もいます。スポーツクラブやアパートを経営したり、飲食店をもつ人もいます。

現役時代に人気のあった選手は、テレビなどの解説者になる人もいます。