グラフィックデザイナー専門学校で勉強すること

総合的な能力を育てる

グラフィックデザインといってもその領域・用途は広範囲です。そのため専門学校ごとにカリキュラムの組み立て方は異なります。

また最近の傾向として、イラストやアニメーションなど、さまざまな分野をクロスメディアとしてとらえ、グラフィックデザインとの融合が図られています。

さらにアナログからデジタルへの転換期を迎えた今日、グラフィックデザインは、単体としての表現力・伝達力だけではなく、デジタルコンテンツやツールとどのように関わっていくかを総合的に考える時代でもあります。

そうした流れを踏まえて、専門学校で勉強することをまとめてみると以下のような4点になります。

1.グラフィックデザインを理論からとらえて学ぶ

グラフィックデザインの歴史や変遷を、さまざまな資料とテキストから学びます。

色彩学、デッサンやクロッキーを例にとった黄金比、コミュニケーション理論などもその一つです。

またグラフィックデザインと密接な関係にある版画の技法や印刷の技術・機械・設備の進化(アナログからデジタルへの移行)、紙の種類や形状など、あらゆる側面をマスターし、実践のための基礎づくりを行います。

2.実践・実習で、技法や表現力をマスターする

グラフィックデザインの実際について学習します。

たとえば理論・概論として学んだ色彩学を用いて、ビジュアルにカラーリングを施し、色の変化やバリエーションによってどのような視覚的効果・心理的効果が働くのかを実体験していきます。

またデジタル端末やコンテンツに関連した授業、DTPで常識となっている決まりごとなどをカリキュラムに取り入れ、技法・表現力の総合的な向上をめざす学校もあります。

3.コンテスト、プレゼンテーションで実践力を高める

自分の作品を校内コンテストや学外のコンクールに出展します。

第三者の目に触れ、客観的な評価を受けることで、今後の作品づくりの課題を見出すことができます。

また校内・学外を問わずプレゼンテーションの機会が設定されます。

テーマ設定にそって完成させた作品を、クライアント等を模した第三者にプレゼンテーションすることで、コンセプトの大切さ、説明・説得する手順や話法の重要性を学びます。

4.第一線のプロを講師に招いて「業界の今」を知る

グラフィック業界、広告業界で活躍するプロを講師に、定期的な講義が実施されます。

・「業界の今」はどうなっているのか?
・実際の作品づくりはどのように行われているのか?
・代表的な作品やエピソードは?
・プレゼンテーションの現場における実際のやり取りは?

など、リアルタイムな日常と業界を知ることができます。

学校によっては、DTP、編集、写真、アニメなど、各分野のプロを特別講師に招いています。