信用金庫職員の志望動機と例文・面接で気を付けるべきこと

信用金庫を目指すきっかけで多いものは?

信用金庫を目指すきっかけとして最も多いのは、地元が好きで、愛着ある地元で働きたいというものです。

地方在住の人のなかには、東京をはじめとした大都市に憧れがある人も多いかもしれません。

就職を機に上京し、都会的でスタイリッシュな暮らしがしたい、流行の最先端を追いかけたい、あるいはビッグチャンスを掴みたいと考える人もいるでしょう。

しかしその一方で、華やかな生活よりも、家族や仲の良い友人たちと過ごすことを優先したい、慣れ親しんだ環境で働きたいという人もいます。

信用金庫を目指すのは、地元愛が強く、生涯にわたって地元に残りたいと考える人です。

実際に信用金庫で働いている職員をみても、その大半は地元出身者が占めています。

信用金庫の志望動機の考え方

信用金庫の志望動機を考えるうえでまず大前提となるのは、信用金庫は、地域経済を支えるための組織であるという点です。

信用金庫は地域の「相互扶助」を目的とした非営利法人であり、銀行や証券会社など、自社の利益を追求する民間企業とは、組織のなりたちからして根本的に異なります。

志望動機を作成する際にも、「地域社会への貢献」や「公共性の高さ」といった言葉がキーワードとなるでしょう。

逆にいうと、「金融に興味がある」「大学で学んだ経済の知識を生かしたい」といった志望理由は、ほかの金融機関との区別が曖昧ですので、メインの動機とはなりません。

上で述べたような「家族と暮らしたい」「環境を変えたくない」といったきっかけも、そのままでは自分本位の理由にしかなりませんので、言い回しを変えない限り、志望動機としては不十分です。

自分や誰かのためではなく地域のために働きたいという、社会性、視野の広さを主眼にすえて、志望動機を作成することがポイントです。

信用金庫の志望動機の例文

実体験を理由とする場合の例文

「私は生まれも育ちもこの町で、これまで二十年以上この町で暮らしてきました。

その間に痛切に感じ続けているのは、町がどんどん寂れていっているということです。

郊外に大きな商業施設ができたことをきっかけに、私の家の近くの商店街は一軒また一軒と店を閉め、今ではほとんどシャッター通りとなってしまいました。

少し昔、私が子どもの頃はあんなに多くの人であふれていた商店街が廃れていくのは、ずっとこの町で育ってきた身として耐えがたいものがあります。

御金庫での業務を通じて、再びかつてのような賑わいを取り戻すこと、言い換えればこの町の未来を創っていくことが、私の夢であり、目標です。」

地域貢献を理由とする場合の例文

「私は大学の政治経済学部に所属しており、ゼミではマクロ経済について学んできました。

現在の日本は、政治面、経済面ともに極度の「都市一極集中型」であり、地方自治のあり方が問われています。

これから人口減少が進むにつれて、地方経済が立ち行かなくなっていくことは明らかであり、もはや待ったなしの状況です。

私は、地域経済の再生こそが今もっとも日本に必要なことだと思い、その一端を担うべく、御金庫を志望しました。

困難であることは重々承知していますが、御金庫の営業エリアで成功事例をつくることで、全国に向けて地域復興の指針を示せればと考えています。」

公共性の高さを理由とする場合の例文

「私が御金庫を志望するのは、ひとつは大学の4年間を過ごし、たくさんの思い出をくれたこの町に恩返しがしたいから、そしてもうひとつは、本当に困っている人の役に立ちたいからです。

就職活動を行うにあたり、当初はこの町の地方銀行も志望していましたが、どうしても営利目的という考え方に賛同できませんでした。

あくまで個人的な意見になりますが、金融機関というのは、電力会社ガス会社と同じ、社会インフラのひとつに分類されるべきです。

非営利法人である信用金庫だからこそ、私が求める理想の「人助け」ができるのではないかと思っています。」

信用金庫の面接で聞かれること・注意点

信用金庫での仕事は、窓口や事務、外回りの営業など、まかせられた業務が何であれ、お客さまとの距離が非常に近いことが特徴です。

このため、信用金庫職員は、見た目の清潔さや、話したときの親しみやすさ、物腰の柔らかさ、誠実さなど、「印象」や「人柄」が重視されます。

就職試験の面接においては、髪形や服装はもちろん、表情や仕草、話し方、言葉選びなどに注意して、老若男女、誰からもよい印象をもってもらえるような立ち居振る舞いを心掛けましょう。

自分が客として信用金庫に出向き、何年もかけて貯めた大事なお金の運用を頼むと仮定して、「こんな職員であれば安心して任せられる」という姿を、具体的にイメージしてみるとよいかもしれません。

礼儀作法やマナーなどは、就職活動の短い期間で急に身につくものではありませんので、普段の生活のなかから意識しておくことが大切です。

信用金庫の自己PRのポイント

信用金庫に望まれる人物像とは、おおまかにいえば、「コミュニケーション能力の高い人」と、「真面目で几帳面な人」です。

前者はさまざまなお客さまと仲良くなり、信頼関係を構築できる人材として、後者は絶対にミスの許されない計算などの事務手続きを任せられる人材として、それぞれ重宝されます。

したがって、信用金庫の採用試験においては、これらのどちらか、あるいは両方をアピールできるとよいでしょう。

その際にポイントとなるのは、「人と喋るのが得意です」「きっちりした性格です」などと漠然と述べるのではなく、具体的なエピソードを踏まえるということです。

友人が多くて小中高の同窓会の取りまとめ役をしている、レストランで長年接客業務を担当している、サークルで経理関係を任されているなど、実体験を語れると、大きく説得力が増します。

信用金庫社員の「志望理由」の口コミ投稿

  • 志望理由
    志望理由

    信用金庫の営業 かなたんさん

    34歳 女性 経験12年 石川県

    退職済み(正社員)


    親族に働いている人がおり、話している内容は難しそうでしたが、お客様と話すのが楽しいと言っていたので興味を持ちました。

    働いてみて、業務を覚えたり、お客様とのコミュニケーションのとり方などがわかるまで時間がかかりましたが、お客様に頼られるようになってからはとてもやりがいを感じました。