信用金庫にはどんなやりがいがある? 仕事の楽しさや魅力を紹介

信用金庫のやりがい・楽しさ

地域社会に貢献できる

信用金庫で働く最大のやりがいは、地域社会に貢献できるということです。

信用金庫の特徴として、「中小企業専門性」「協同組織性」「地域性」の3つが挙げられます。

信用金庫の融資先は中小企業と個人に限定され、全国展開している大企業は取引の対象外です。

そして信用金庫は非営利法人という組織形態を取っており、営利目的ではなく、組合に所属する会員の共生のために事業を行っています。

取引相手と営業地域を限定し、たとえ採算性が悪くても、地域経済の発展に寄与すると判断される先を支援することが、信用金庫の事業の目的です。

地域内で資金を循環させ、地域社会に貢献できることが、信用金庫職員のやりがいと誇りといえるでしょう。

困っている人を助けられる

信用金庫は、非営利の協同組織であるという特質上、困っている人をサポートする機会が非常に多くなります。

近年は相次いで郊外に大型のショッピングモールが開発されています。

近隣住民にとっては、わざわざ遠くまで出かけなくてもあらゆる商品を手軽に購入できるというメリットがあるものの、その影で、地元の商店街が深刻な危機に陥るケースも少なくありません。

そうしたとき、運転資金や改装資金を融資したり、新しい取引先を紹介したりすることが信用金庫の役割です。

倒産しかけていた店舗が、信用金庫の支援によって苦境を乗り切り、立ち直ることもよくあります。

「苦しいときに助けてくれてありがとう」「あなたのおかげで店をつぶさないですんだ」と感謝されることも多いでしょう。

本当に困っている人を助けられるのは、営利目的の銀行などにはできないことであり、信用金庫にしかないやりがいといえます。

信用金庫職員の仕事内容・企業の種類

20代で正社員への就職・転職

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信用金庫の魅力

ひとつの土地で生活し続けられる

金融業界に限った話ではありませんが、サラリーマンに転勤はつきものです。

メガバンクや証券会社、大手保険会社であれば、数年単位で異動を繰り返し、全国各地を転々とするケースが一般的ですし、海外赴任を命じられる可能性もあります。

地方銀行であっても、少なくとも都道府県をまたぐ異動は避けられません。

しかし、信用金庫の場合は、最初から営業エリアが定まっているため、同じ都道府県、同じ地域で生活し続けることができます。

転勤は環境が変わるというメリットもあるものの、引っ越し作業だけでも大変ですし、家族への負担も心配です。

慣れ親しんだ土地で生涯暮らせることは、信用金庫ならではの大きな魅力であり、マイホーム購入などのライフプランも立てやすいでしょう。

町中に知り合いができる

ほかの金融機関にはない信用金庫の強みとして、地域密着型のきめ細かいサービスを提供できるということが挙げられます。

信用金庫職員は、若い人からお年寄りまで、年齢や性別、職業に関係なく、さまざまな人とコミュニケーションをとらなければなりません。

営業職として外回りを担当すると、顧客の自宅や店舗に足しげく通うことになりますので、個人的な人間関係が生まれることも多くなります。

町中の人が知り合いで、道を歩くだけでさまざまな人に声をかけられる暮らしは魅力的です。

信用金庫職員は、温かな人と人のつながりのなかで働き、自分もコミュニティの一人として生活できるでしょう。