信用金庫職員に必要な資格やスキルはある?

信用金庫で働くのにおすすめの資格は?

信用金庫に就職するにあたって、採用時点で取得しておかなければならない資格はありません。

一方、就職した後については、信用金庫職員は非常に数多くの資格を取得しなければなりません。

国債や投資信託を扱うための外務員資格をはじめ、生保や損保、「第3の保険」といわれる医療保険を扱うための販売員資格などは、どこの信用金庫でも、入庫後1年以内の取得が義務付けられています。

また、法務、税務、財務、年金など、およそ20種類ほどある銀行業務検定も取得が推奨されていますし、簿記や宅地建物取引士(宅建)、ファイナンシャルプランナー(FP)資格も多くの人が受験します。

新人や若手の信用金庫職員は、慣れない仕事を忙しくこなしながら、合間に各種業務研修も受講しつつ、資格試験に追われることになります。

社会人になってからの数年間は、ほとんど毎日が勉強漬けかもしれません。

このなかには、難易度がそれほど高くなく、独学で合格できるものもありますので、学生の間に取得しておくのにおすすめの資格について、以下にいくつかご紹介します。

信用金庫の窓口系職種に有利な資格・スキル

窓口担当者を志望する人にとくにおすすめなのは、日本FP協会が主宰するFP検定です。

FPは、住宅ローンや年金、税金などに関する専門知識を生かして、個人顧客の家計や生活設計に関するアドバイスを行うための資格です。

信用金庫では、窓口担当者も、事務手続きを行うだけでなく、資産運用などの相談に応じることが求められますので、FP資格をもっておくと非常に便利です。

資格は1級から3級まであり、難易度は大きく異なりますが、入門編となる3級については、市販のテキストや通信講座で十分に合格できるレベルです。

経済学部経営学部以外で、金融をまったく勉強したことがない人については、専門的な勉強を始める第一歩になるでしょう。

信用金庫の営業系職種に有利な資格・スキル

信用金庫の営業職で働きたい人については、日商簿記検定がおすすめです。

簿記とは、事業の運営によってもたらされる資産や負債、純資産などが、どのような増減をして、何に用いられているのか、日々管理し、記録するためのものです。

信用金庫の営業マンは、個人事業主や中小企業などを担当しますので、資金繰りや事業の収支状況を正確に把握するために、簿記の知識が不可欠となります。

金融機関で働くにあたり、簿記や会計の知識はすべての基礎となるものですので、学生の間に勉強しておいて損はありません。

FP検定と同じく、難易度に応じて1級から3級までに分かれていますので、初学者でも段階的に勉強しやすい点も、日商簿記検定の大きなメリットです。

信用金庫の融資系職種に有利な資格・スキル

信用金庫の融資系職種に就きたい場合は、国家資格である中小企業診断士をおすすめします。

中小企業診断士は、企業経営や財務分析、税務、法務などに関する幅広い専門知識をもち、企業の経営診断を行える資格です。

信用金庫の融資担当者として、経営者の相談に乗ったり、お金を貸し出したり、審査したりするうえでは、中小企業診断士資格は非常に役に立つでしょう。

ただ、中小企業診断士は、他の資格より圧倒的に難しく、経済学部などの学生であっても独学で合格することは非常に困難です。

通信教育を受講したり、資格学校とダブルスクールで通うなど、しっかりとした対策が必要になるでしょう。