看護師のつらいこと・大変なこと・苦労

看護師のつらいこと・大変なこと

不規則な生活になりやすい

人の健康を支え、人の命にふれ、大きなやりがいを感じられる看護師の仕事。

でも、ときには「つらい」と感じたり、大変な思いをしたりすることもあります。

そのひとつが、看護師の職場では、勤務体系が不規則になりがちなことです。

24時間体制で運営する病院では、看護師の勤務日程はシフトによって決められていきます。

日勤の日もあれば夜勤の日もあり、一定の生活リズムで毎日を過ごすのが難しいのが現実です。

たとえば、こんなことがあります。

ある夜勤明けの日。せっかくの自由時間ですが、クタクタに疲れており、結局家に帰ってすぐに寝ます。

長時間眠り続け、起きたら夜中。結局、翌日の休日も昼夜逆転の生活になってしまう、なんていう悩みを抱える看護師は少なくありません。

夜勤だけならまだしも、その間に日勤や準夜勤など別のシフトが入ってくると、慣れないうちは体に負担を感じやすく、疲れてしまう人もいます。

専門的な知識・技術と、人間性の両方が求められること

看護師の仕事は、端から見ているよりもずっとハードなものになります。

患者さんの健康と命に関わるプレッシャーがありますし、先に挙げた不規則な勤務体系に立ち仕事であることなどから、心身ともにタフさが求められます。

一方、コミュニケーション能力や人間的な魅力も必要な仕事です。

看護の知識・技術を習得していたとしても、患者さんとたわいない会話をすることが苦手では、いい看護師とはいえません。

逆に、いくら明るくて患者さんから慕われていても、専門的な知識・技術が伴わなければ、それはそれで患者さんの信頼を失ってしまいます。

看護師に求められることは多く、しかも要求されるレベルが高いため、いざ看護師になってからも大変だと感じる場面はたくさんあります。

看護師の悩み

休みの日も落ち着かない

看護師は、いつでも医師、栄養士、理学療法士などといった他職種と連携をとりながら「いま、この患者さんに必要なことは何か? どうしたら、この方の問題を解決できるか?」といったことを話し合っています。

その習慣がしみ込んでくると、業務時間以外でも誰か人に会うとすぐに、その人が困っていることはないだろうか、などと考えてしまいがちです。

また、救急救命など緊急性を要する患者さんが多い職場で働いている場合には、常に急いで行動することから、それが勤務時間外にも影響します。

たとえば、何も予定がない休日のようなプライベートでもなかなか気持ちが休まらず、気忙しく何かを考えたり行動したりしてしまったりしがちです。

個々の性格にもよりますが、オンオフの切り替えがなかなかできず、悩んでいる看護師は少なくありません。

職業病の腰痛に悩まされる看護師も

看護師の職業病といえば、「腰痛」です。

ある調査では、看護師の半数以上が腰痛に悩んでいるという結果が出たそうです。

看護師が腰痛になりやすい原因としては、立ち仕事が中心であることや、中腰での作業が多いことが挙げられます。

また、体の大きな患者さんの介助をするときには、腰に大きな力がかかりがちです。

このような日常的な負担が積もりに積もって、腰痛をこじらせてしまうケースがあります。

もし腰痛がどんどん悪化し、ヘルニアにでもなれば仕事に差し障りが出てきますから、腰痛をいかに解消させるかは看護師にとって非常に大事なことです。

毎日の入浴で筋肉の緊張をとりのぞく、寝る前には必ず簡単なストレッチをする、休みの日にマッサージを受けるなど、現役の看護師たちはさまざまな方法で腰痛解消に取り組んでいます。

看護師を辞める理由で多いものは?

看護師になったら、おそらく誰ににも一度は「辞めたい」と思ってしまう瞬間があるはずです。

看護師が仕事を辞める一番の理由は、人間関係といわれることが多いです。

病院で働く看護師の大半は女性であり、女性特有のうわさ話や陰口、意地が悪い「お局さん」の存在、またひたすら感情的に叱る先輩など、さまざまな人間関係の中で生きていかなくてはなりません。

残念ながら人間関係の良し悪しは、現場に入ってみないとわからないことが多いです。

なかには新人時代から陰湿ないじめや嫌がらせを受けて、精神的にどんどん追い込まれてしまう看護師もいます。

しかし、看護師の職場は日本全国に数多くあり、職場を変えることも十分に可能です。

人間関係で悩んでいた看護師が、別の職場へ移ったとたん、人が変わったようにイキイキと働けるようになるケースもあります。