看護師の需要・現状と将来性

看護師の現状

看護師不足が続く

国が発表した「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によれば、平成30年度末現在、看護師資格を生かして働く就業看護師の数は1,218,606人です

「120万人以上」という数は大きなものですが、じつは日本の医療現場では、長らく看護師不足の問題が続いています。

その理由のひとつとして、看護師の離職率が毎年11%前後と、比較的高いことが挙げられます。

看護師国家試験合格者は増えているにもかかわらず、勤務体系の厳しさや、医療に関わる大変さなどから、心身ともに負担を感じて現場を離れてしまう人も少なくありません。

結果的に、需要に対して供給が追い付いていない現状です。

看護師学校・養成所数と入学定員は増加傾向

さらなる高齢化社会の訪れが予測されているなか、国をあげて看護師を増やそうという取り組みが進められています。

看護師学校・養成所数は増加の一途をたどっており、平成14年に96校だった看護系大学は、平成30年には263校へ増加。

看護系大学の入学定員の数も、平成13年度が7,040人なのに対し、平成30年には23,670人まで増えています。

短大や養成所の数は若干減りつつあるものの、全体としては看護師になるための学校は増えており、国家試験合格者数も増えています。

出典:文部科学省 2019年度 看護系大学に係る基礎データ

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看護師の需要

不安定な世の中で「国家資格を得て手に職をつけたい」といった志向をもつ若者が増え、看護師を目指す人は増加傾向です。

看護師の多く(約7割)は病院で勤務していますが、それ以外にも診療所、介護保険施設、訪問看護ステーション、社会福祉施設など、多岐にわたる場で看護師の求人が出されています。

とくに中小規模の病院や地方での人材不足は深刻であり、需要は大きくなっています。

民間だけではなく、公務員の看護師として地域の保健所などで働くことも可能です。

このように、看護師には多様な就業先があるため、仕事に対するモチベーションを維持し続けると同時に、自分に合った就職先を選択することが、長く働き続けるための重要なポイントのひとつとなるでしょう。

看護師の将来性

社会の変化に応じて、看護師の活躍の場も少しずつ変わってくるものです。

高齢化社会が進み続けるなか、在宅医療の普及とともに、この先は訪問看護ステーションで働く看護師の需要がよりいっそう高まると考えられています。

また、看護師資格を生かして「助産師」や「保健師」の資格を取得したり、現場で経験を積むうちに専門看護師や認定看護師など、より高度な知識・技術をもった看護師を目指すことも可能です。

助産師の仕事

保健師の仕事

専門看護師の仕事

認定看護師の仕事

まだまだ人手不足であること、そして高齢化社会が訪れていることなどから看護師が需要のある職業であることは間違いなく、将来性も十分だといえます。

しかしながら、冒頭で離職率の高さを指摘したように、看護師の仕事には厳しさや苦労も多いものです。

人の命にふれるという責任の重さをきちんと理解し、憧れだけではなく、現実をよく理解して現場に出ようとする姿勢が大切です。

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看護師の今後の活躍の場

看護師といえば、一般的には病院や診療所で働く姿をイメージする人が多いでしょう。

しかし先にも挙げた通り、近年は高齢化社会の訪れによって、看護師の活躍の場が広がりを見せています。

訪問看護ステーションなど在宅療養が必要な方への看護業務に就く看護師が増えていますし、介護保険施設の求人も増加傾向です。

また、地域の保健センターで幅広い年代の住民の健康づくりに携わることも可能です。

あるいは、一般企業の健康管理室で働く人の健康づくりを支援したり、医療関連企業の研究所で製品開発に携わるような人もいます。

また、JICAの海外協力隊などで、看護の専門知識・技術を生かして途上国の支援活動を行うことも可能です。

看護師は、医療専門職のなかでも、とくに幅広い活躍の場があります。