看護師に年齢制限はある? 何歳まで働ける?

看護師に年齢制限はある?

40代以上で看護師を目指す人が増えている

看護師として働くには、国家試験を受験して看護師免許を取得する必要がありますが、そこに年齢制限はありません。

看護師養成課程で学び、カリキュラムを修了すれば、何歳であっても看護師国家試験の受験資格が得られます。

実際、近年は40歳以上で看護学校へ入学する人が増加傾向にあります。

厚生労働省の調査「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査」によれば、2019年度に40歳以上で看護学校へ入学した人の数は以下のようになっています。

  • 看護師3年課程:344人
  • 看護師2年課程:2346人
  • 大学:19人
  • 短期大学3年課程:8人
  • 准看護師:1152人

全体的に見ると、40歳以上で看護師を目指す人の数は、この10年ほどで約10倍増えているといわれています。

参考:看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査 2019

社会人経験者が看護師への転職を目指す例も

年齢が上がってから看護師を目指す人が増えている背景には、「不安定な社会の中で手に職をつけたい」「ニーズが大きく、将来性のある仕事がしたい」などの考えがあるようです。

社会人として医療・看護とはまったく異なる仕事をしていた人が、あらためて看護師を目指す例も珍しくなくなっています。

医療現場でも、大規模な病院では60歳くらいを看護師の定年とするのが一般的ですが、個人経営の診療所や介護施設では、定年後の再就職も可能とする場合があります。

看護師は、地域によっては大きな人手不足とされているため、熱意があれば何歳になってからでも看護師になることが可能です。

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年齢が上がると厳しくなる業務も

何歳になっても看護師を目指せますが、実際に現場で看護師業務にあたると、どこかで「年齢の壁」を感じることがあるかもしれません。

というのも、看護師の最も代表的な職場である病院では夜勤が入ることが多く、体力的にハードです。

とくに未経験でいきなり夜勤をするのは大変ですから、年齢は若いほうが働きやすいです。

こうしたことから、夜勤がある病院では若手を積極的に採用するケースもあり、就職・転職の難易度が高まることがあります。

外来や診療所など日勤のみで働ける場もありますが、就職先として人気があり、狭き門となる場合があります。

場合によっては正規雇用ではなく、パートや派遣といった働き方を選択する必要も出てくるでしょう。

このような点を乗り越えれば、やる気次第で何歳でも看護師を目指せます。

70代以上で働く看護師も

看護師として実際に患者さんと接して得た経験やスキルは、現場では非常に重宝されます。

近年は定年後、再就職をして70代以上で働く看護師も増えており、元気であれば生涯にわたって看護師として働き続けていけます。

高齢化社会を迎えているなか、「人の役に立ちたい」という強い気持ちをもって、苦しんでいる患者さんのケアができる看護師は、何歳になっても信頼されるものです。

また、キャリアを重ねた看護師は、若手看護師のよき相談役になることもできる貴重な存在です。