看護師のつらいこと(体験談)

高齢化により注目される医療業界ですが、不景気の今、慢性的な看護師不足もあってか、医療系の大学や専門学校に入学する人が増え続けているようです。白衣の天使とよく言われますが、華やかに見える看護師の仕事の大変さについて知っていただければと思います。

看護師を7年も続けていると、一般の仕事をしている方に会って職業が知られた時、必ず「大変なお仕事ですねぇ。」と言われるものです。確かに仕事は大変です。激務と言ってもいいでしょう。ここでは、普段自分が仕事をしていて大変だと感じたこと書いていきたいと思います。

不規則な生活

看護師の仕事をしていてつらいことは、私の中で二つあります。一つ目は夜勤や日勤といった勤務形態のため、生活が非常に不規則になることです。本当はよくないことなのでしょうが、新人時代は夜勤を3日連続したこともありました。

他にも1週間連続夜勤を経験したことのある先輩もいました。。こうなると、仕事以外のすべての私生活が後回しになってしまいます。

板ばさみの状況

二つめは経験年数が増えるにつれ、患者さんやそのご家族、医師との間で板ばさみになる機会が圧倒的に多いことです。治療内容に関することはもちろん、研修医に対するクレームや食事に対するクレームにまで看護師が関わることになります。

なぜなら、患者さんとそのご家族の窓口となるのが看護師だからです。看護師は患者さんと四六時中一緒にいることになるわけですから、一番先に訴える相手となることはいたしかたないです。

こう考えると、看護師は誰よりも患者さんのそばにいてその方の状況を知っている貴重な存在なのだと改めて実感します。患者さんとそのご家族にとっても、看護師は身近で頼りになる存在だと思っていただけるよう頑張りたいものです。