手話通訳士の給料・年収

手話通訳士の厳しい現実

現在、「手話通訳士」一本で生計を立てている人は、日本にわずか数十人程度のみといわれています。

手話通訳の仕事そのものは特別な資格がなくてもできるため、スクールなどで技術を身に付けボランティアとして活動するか、福祉関連の施設で「手話通訳ができる職員」として働く人が非常に多くなっているのです。

働く場所や雇用形態によって給料は大きく異なりますが、常勤でない場合は時給制が基本となります。

代表的な職場となる福祉関連施設の嘱託職員の場合、時給は1,000円〜1,500円程度が相場、また契約社員として採用されると月給15万円〜18万円程度が相場となっているようです。

また、民間の介護福祉施設などでは、国家資格である社会福祉士や介護福祉士の資格を持っていると、時給1500円以上を得られたり、常勤の職員として採用されやすくなることもあるようです。

全体として、福祉の仕事はあまり給与面に恵まれているとはいえませんが、常勤になれば勤務先の社会保険に加入できたり、ボーナスや退職金などの制度を利用できることも多くなります。

手話通訳ができることを強みに

そのほか、数は多くありませんが、都道府県庁や区・市役所などの福祉課に公務員として働く人や、病院などで働く人もいます。給料や待遇はそれぞれの職場によってまったく異なってきます。

このように、手話通訳のスキルが活かせる場はさまざまあるものの、手話通訳のみを職業にして生きていくのは厳しいといわざるを得ない現実があります。

ただし、平日は別の仕事をしながら週末を使ってボランティアとして働くこともできますし、手話通訳ができることを自分の一つの強みとして、仕事の幅を広げていくことも可能でしょう。