歯科衛生士の退職理由、離職率

歯科衛生士の転職回数

歯科衛生士は、離職率の高さが指摘されています。

京都府歯科医師会の「京都府下における歯科衛生士の実態調査報告」(平成22年)によると、65%以上の歯科衛生士が平均1〜3回も転職、退職していることがわかりました。

また、新卒で正社員として何年か勤務すると、結婚や出産を機に退職する歯科衛生士が多く、出産後にアルバイト、パートの歯科衛生士として働く人が多いという報告がされています。

歯科衛生士は、女性がほとんどを占める職業であるため、女性のライフステージの変化があるたびに転職や退職をする人が多くなっています。

そして、国家資格であるため、職場に復帰できる状態になったらまた歯科衛生士として働くというわけです。

歯科衛生士の退職理由

歯科衛生士の退職理由は同じく京都歯科医師会の調査によると、前述の通り、結婚と出産が最も多くなっています。

その次に多い退職理由は「院長との人間関係」、「勤務時間」、「スタッフとの人間関係」が挙っています。

結婚、出産、人間関係は歯科衛生士に限らず、社会人の女性であればよくある退職理由の一つですが、「院長との人間関係」は、歯科医院特有の悩みといえます。

一般的な会社よりも少人数のスタッフで運営している歯科医院は、歯科衛生士の同期が少なく、先輩や後輩が一人ずつしかいないというケースもあります。

さらに、歯科医院の経営者でもある歯科医師と相性が合わないと、診療補助をする立場の歯科衛生士は働きづらくなり、退職せざるを得ないことがあります。

院長の人柄を優先して勤務先を探す

歯科衛生士が就職先を探すときには、今回ご紹介した退職理由を踏まえて、院長の人柄、スタッフの人柄をよく見るようにしましょう。

すでにできあがっている人間関係の輪の中に、自分が入ったところを想像してみるとよいでしょう。

退職理由の一つに、「勤務時間」もありますが、よほど残業が多い、拘束時間が長いという職場でない限り、大きな退職理由にはならないはずです。

仕事のやりがいを感じられる職場であれば、多少の勤務時間が長くなっても、歯科衛生士のプロ意識で乗り切れることも多いからです。

仕事体験談