歯科衛生士国家試験の難易度・合格率

歯科衛生士国家試験とは

歯科衛生士になるには、歯科衛生士の国家試験を受けて資格を取得する必要があります。

歯科衛生士として医療現場で働くために必要な専門知識を測ることを目的とした試験です。

歯と口腔の構造と機能、疾病の成り立ち、人体のしくみといった基本の医療知識をはじめ、歯と口腔の健康と予防に関する社会の仕組み、歯科保健指導や歯科診療補助についての知識が問われます。

試験は年1度おこなわれ、不合格になっても受験資格は失効しないため再受験が可能です。

ただし、就職活動において資格取得が採用条件となっている場合、試験に落ちると内定取り消しになることもあるので注意しましょう。

歯科衛生士になるには? 必要な資格は?

歯科衛生士国家試験の受験資格

歯科衛生士国家試験の受験資格は、文部科学大臣が指定する歯科衛生士学校、もしくは都道府県知事指定の専門学校や短期大学において、3年間のカリキュラムを修了すると得られます。

ただし、3年間通うだけで必ずカリキュラムを修了できるわけではなく、ほかの大学や専門学校と同じように、きちんと授業に出席し定期試験などの合格基準を満たす必要があるのは言うまでもありません。

また、歯科医院には若い女性の歯科衛生士が多いですが、実際は年齢や性別に制限はなく、指定の学校で養成課程を修めた人であれば誰でも受験できます。

歯科衛生士国家試験の勉強時間・方法

歯科衛生士国家試験は3年間のカリキュラムを修了すれば受験することができます。

ただし、1年生のときから試験対策を本格的に進める人は少なく、3年生になってから参考書や過去問を使って勉強を始めるケースが多いです。

国家試験の合格率は高いので、1〜2年生の間はきちんと講義や実習に出席していれば、3年生からの試験対策で十分間に合うでしょう。

試験では3年間で習った分野からまんべんなく出題されるので、過去の試験問題をたくさん解いて傾向をつかむことが大切です。

歯科衛生士国家試験の難易度・合格率

歯科衛生士国家試験の合格率は95%超

歯科衛生士として働くためには、歯科衛生士国家試験に合格することが必要です。

年に1度実施される歯科衛生士国家試験は、例年95%前後という非常に高い合格率を維持しています。

試験科目は「解剖学および生理学」、「口腔衛生学」、「歯科予防処置」、「歯科診療補助」、「歯科保健指導」など複数あるものの、試験はマークシート方式のみとなっており、面接や論文、実技試験等は一切おこなわれないため、難易度はそれほど高くないといえます。

ただし、この試験を受けるためには、国が指定した専門学校や大学・短大で3年以上学ぶ必要があり、誰でも簡単に受験・合格できるというわけではない点は注意が必要です。

専門学校の中には、この国家試験対策を重視しているところが多く、毎年「合格率100%」を達成している学校も少なくありません。

このような学校では、カリキュラムにも試験対策が組み込まれているため、きちんと授業を受けていればあまり心配する必要はないでしょう。

歯科衛生士国家試験受験者数の推移

歯科衛生士国家試験の受験者数は、7,000人前後を推移しています。令和元年度の受験者数は7,216人となっています。

歯科衛生士国家試験受験者数_令1

歯科衛生士国家試験合格率の推移

歯科衛生士国家試験の合格率は例年90%以上となっています。令和元年度の合格率は94.3%となりました。学校で技術と知識をしっかりと学べば、ほぼ合格できるといえるでしょう。

歯科衛生士国家試験合格率_令1

令和元年度 歯科衛生士国家試験の概要

試験日 令和2年3月1日(日曜日)
試験地 北海道、宮城県、千葉県、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
受験資格 文部科学大臣の指定した歯科衛生士学校を卒業した者(令和2年3月13日(金曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、令和2年1月6日(月曜日)から同年1月15日(水曜日)までに一般財団法人歯科医療振興財団に提出すること。
試験科目 人体(歯・口腔を除く。)の構造と機能、歯・口腔の構造と機能、疾病の成り立ち及び回復過程の促進、歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み、歯科衛生士概論、臨床歯科医学、歯科予防処置論、歯科保健指導論及び歯科診療補助論
合格率 96.2%(平成30年度)
合格発表 令和2年3月26日(木曜日)午後2時に、一般財団法人歯科医療振興財団及び厚生労働省にその受験地、受験番号を掲示して発表
受験料 14,300円
詳細情報 厚生労働省 歯科衛生士国家試験