認定歯科衛生士とは? どんな種類がある?



認定歯科衛生士とは

近年では、審美歯科、矯正歯科など歯科医院(歯科医師)も専門化が進んでいます。

診療補助業務をおこなう歯科衛生士も、歯科医師の専門性についていけるように、自己研鑽が必要な時代がきています。

そのような時代の流れのなか、「認定歯科衛生士」という資格も誕生しました。

認定歯科衛生士とは、特定の専門分野において高度な知識と技術を身につけたと認められた歯科衛生士のことです。

医療は日々進歩していますから、国家資格を得たらそれで終わりというわけではありません。

最新の知識や技術を学び続ける姿勢は、歯科分野の専門職である歯科衛生士にも必要なことです。

認定歯科衛生士の種類

ここでは、認定歯科衛生士の種類をいくつかご紹介しましょう。

・日本歯周病学会認定歯科衛生士(日本歯周病学会)
・インプラント専門歯科衛生士(日本口腔インプラント学会)
・日本歯科審美学会歯科衛生認定士(日本歯科審美学会)
・ホワイトニングコーディネーター(日本歯科審美学会)
・日本成人矯正歯科学会矯正歯科衛生士(日本成人矯正歯科学会)
・日本小児歯科学会認定歯科衛生士(日本小児歯科学会)

以上の6つが、歯科衛生士と連携して認定資格制度をおこなっている代表的な歯科学会です。

その他にも、日本歯科衛生士会が認定する認定歯科衛生士制度もあり、歯周病に特化した認定資格と、嚥下・摂食など介護分野に特化した認定資格があります。

認定歯科衛生士の受験資格は?

認定歯科衛生士の受験資格は種類によってさまざまですが、実務経験や学会員歴が必要となる点において一般の歯科衛生士国家資格とは異なります。

認定資格の一つである「日本歯周病学会認定歯科衛生士」になる場合、歯周病臨床における5年以上の実務経験に加え、学会への参加が必要です。

そのほかの認定資格に関しても、1〜3年の会員歴や3〜5年の臨床経験が必須となっている場合が多いです。

さらに、学会や協会が主催する認定研修で一定数以上の単位を修めてから審査がおこなわれ、合格すると認定証が交付されるという資格もあります。

認定歯科衛生士の難易度・合格率

認定歯科衛生士の合格率は基本的に高いといわれています。

たとえば「日本歯周病学会認定歯科衛生士」の合格率は平均80〜90%ほどです。

しかし、合格率が高くても簡単に取得できるというわけではなく、認定試験ごとの受験資格を備えていなければいけません。

先ほどの「日本歯周病学会認定歯科衛生士」に申請するには、歯科衛生士の免許に加え、5年以上の臨床経験、30単位以上の研修、学会への参加、症例の報告書の提出、口頭試問などが必要です、

資格の申請ができれば審査に受かる可能性は高いですが、一定以上の臨床経験や症例の報告が求められるため、申請までの難易度は高いといえるでしょう。

認定資格はキャリアアップに繋がる

歯科衛生士の国家資格さえあれば、もちろん歯科衛生士としてどんな歯科医院でも働くことができます。

しかし、医療でも専門化が進み、専門医の認定が当たり前の時代になっていますし、歯科でも専門化が進んでいます。

こういった時代背景もあるため、自己研鑽の意味で認定資格を勉強するのも、学び続ける姿勢と向上心をキープするための方法の一つです。