歯科診療所の職場の人間関係は濃くなりがち
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投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 3.00
- 仕事内容
- 3.00
- やりがい
- 3.00
- 働きやすさ
- 2.50
- 給料・年収
- 3.00
- 休日・待遇
- 2.50
- 成長・将来性
- 3.00
- メッセージ
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勤務時間、日数等はおおよそ固定されますので、習い事、プライベートの予定や計画は比較的立てやすい職種です。
歯科診療所に勤める衛生士がほとんどですが、その場合、職場の人間関係は濃くなりがちです。
仕事内容、働く仲間、対面する患者さんは大きくは変わらないため、常に変化や新しい発見を求めている方、出世欲の強い方には物足りなく感じることがあるかもしれません。
圧倒的に女性が多い職種ですが、少しずつ男性歯科衛生士も増えてきているようです。
- 仕事内容
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仕事内容は下記のとおりです。
・歯科医師のアシスタント(治療の際、器具を準備、受け渡し、バキュームの保持等)
・患者さんに対しての予防処置業務(スケーリング、フッ素塗布、シーラント、歯科保健指導)
・診療室内の準備、片付け、掃除
・訪問診療に行く際のアシスタント(訪問先では保険証とカルテを確認、準備、アシスタント、片付け)
・電話対応(主訴を聞き、予約をとる等) - なるには
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歯科衛生士専門学校、もしくは同学部のある大学に進学、科目、実習の単位をとり、学校を卒業、国家試験を受験し、合格すれば資格を取得できます。
歯科診療所への就職面接で不合格となることはほとんどありませんが、ライオン等の企業、病院、保健所に勤める歯科衛生士の倍率は高く、まず成績がよくなければ受かりません。
- やりがい
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患者さんと直に接する仕事なので自分に対する反応を常に見ることができ、喜んでもらえたとき、「ありがとう」の声を頂けた時は嬉しく思います。
また、同じ患者さんが重ねて来院される機会が多いため、関係が親密になった、以前よりも心を開いてくれるようになった等、フィードバックが得やすい職種です。
- つらいこと
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実体験と、同業の友人からの話からまず言えることは、職場の人間関係が濃くなるということです。
主観的な見方になりますが、歯科医師(経営者)がワンマンな人物の場合、スタッフの結束は強くなることが多いです。
逆に穏やかな人物の場合、従業員の中で幅を利かせるスタッフ、いわゆるお局様ができたり、スタッフ間でのいざこざが多発します。
人間関係に大きな問題がなく、フラットに見える職場は医院の水準自体が高く、求められるレベルも上がります。
- 向いてる人
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手先の器用の人はもちろん、空気を読める人、細やかな気配りができ、全体を見渡すことのできる人が向いています。
逆に自分一人だけで作業することが好きな人、フラットな人間関係を望み、自由、独創的なやり方で仕事をしていきたいという思いが強い人は窮屈に感じる場面が多いと思います。
- 志望理由
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手に職をつけ、将来の不安を解消したいという思いから歯科衛生士学校への進学を決めました。
実際に働いてみて思うことは、業務以外の人間関係に悩むことが多く、良くも悪くもそれが人生勉強になっています。
職を失う不安はあまりありませんが、視野が偏りがちになることには不安を覚えます。
- 働きやすさ
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日によって多少の誤差はあるものの出勤時間、退社時間、は基本的には変わりません。
女性が多く、日によっての体調不良等は打ち明けやすいですが、職場の雰囲気、人間関係が濃くなりがちです。大半は女性のスタッフになり、
業界全体が慢性的な人手不足のため採用自体は通ることが多いです。
- 給料・年収
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私の年齢は現在29歳、勤めて8年目に突入しましたが、月収の手取りは18万円前後、年収は300万円、手取り額としては1年目と大差ありません。(静岡県で働いています。県、地方によって初任給にかなり差があります)
有休も溜まっていますが、少人数で人員ギリギリでの業務になるため、とりづらいのが現状です。
- 休日・待遇
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福利厚生については医院によっても差が生じます。
規模の大きい歯科医院、従業員に対して手厚い扱いを考える経営者の医院は保険、年金にもきちんと加入していますが、新規開業したばかりの医院は整っていない所もあります。
- 就職・転職
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就職先は学生時代の実習先から選びました。その場合、面接も通りやすくなるはずです。
同業での転職は出入り業者の方の協力を得てリサーチをし、評判、生の声を聞くのも有効な手段です。
ただ、狭く歯科医師同士の繋がりも強い業界なので、就職するしないに関わらず、見学や面接を受ける医院全てで礼儀正しく、気を抜かないことが大切です。
- 恋愛・結婚
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歯科医師と結婚する衛生士も一定数いますが、多くはありません。
患者さんと結婚したという話は今までに聞いたことはありません。
大概、職場とは関わりのないところでお相手を見つけるようです。
結婚しても、出産の数か月前まで働く方もいるようです。
- 成長・将来性
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医療業界のため、需要がなくなることはまずありませんが、治療法、器具、機材などは常に新しくなるため勉強は必要になります。
セミナーも多く開催され、歯科衛生士会などに所属すれば集まりも多いため、自ら成長したいという思いが強い方にはチャンスが多い職種です。