精神保健福祉士の就職先と活躍の場

幅広い職場を選べる

精神保健福祉士として活躍できる場所はさまざまです。

その代表例を挙げると、精神科の専門病院、総合病院内に開設されている精神科、精神科や心療内科のクリニックといったように、大小さまざまな医療施設があります。

さらに、行政として障害福祉サービス事業を行なっているいくつかの施設が考えられます。

行政機関としては、保健所や保健センター、精神保健福祉センターなどが代表的なものとなります。これらの場で働く場合は地方公務員の身分になるため、就職先としては人気が高いです。

なお、最近では児童精神福祉や高齢者の精神福祉に対するニーズが高まっており、児童保護施設や少年院、また老人保健施設や教育機関へ就職する人も増えているようです。

活躍している職場の例

精神科病院で働く精神保健福祉士は、精神科で専任し、入院患者さんが退院後、社会復帰するまでのトータルサポートを行っています。

2010年の統計によれば、全国の精神科病院は1000軒超で、35万ベッドとなっています。この数字は、日本にある病院全体で用意されている病床数の約20%にものぼり、とても比重の大きなものです。

入院患者さんのなかには入退院を繰り返し、なかなか社会復帰までの道のりが険しい人もいます。

精神保健福祉士は患者さんの家族とも連携を取りながら、社会で本人が自立して歩めるようなサポートを行なっています。

病院以外で精神保健福祉士が大きな役割を担っているのは、保健所でしょう。1995年に精神保健福祉法が改正され、「精神保健福祉相談員」という名称で都道府県や市町村単位の精神福祉行政に貢献しています。

そこでの精神保健福祉士としての仕事は、保健医療についてのいろいろな計画を立案して推進したり、心の問題に関する市民の理解を深めるための普及啓発活動などを行います。

また、実際に精神科の患者さんやその家族などを対象とした保健教室も運営します。

仕事体験談