公認会計士の修了考査

最後の関門「修了考査」

公認会計士の資格を取得するためには、3つのステップを踏まなければいけません。

まずは、毎年行われている筆記試験への合格。「短答式」と呼ばれるマークシート形式の試験と「論文式」と呼ばれる記述式の試験があり、短答式に合格した人だけがのちに論文式を受験できます。

この筆記試験を突破したら、次は、現場で補助業務を行い、実践経験を積まなければいけません。監査法人や会計を専門にする会社に就職し、2年以上働くことが必要です。

そして、補助業務を終えた人が最後に受けるのが、修了考査と呼ばれる筆記試験です。この考査に合格した人は、ようやく公認会計士として登録することができるのです。

修了考査に油断は禁物

修了考査は、年に一度、2日間にわたって行われ、東京、大阪、愛知、福岡という大都市に試験会場が設置されます。

平成24年度の修了考査では、会計に関する理論及び実務、監査に関する理論及び実務、税に関する理論及び実務、経営に関する理論及び実務(コンピューターに関する理論を含む)、公認会計士の業務に関する法規及び職業倫理、という5科目の筆記試験が行われました。

公認会計士の資格をとるための最終試験ということもあり、試験の内容は包括的なものになっています。

長い道のりを経てここまでたどりついた人に対する最終試験なので、「今さら不合格にはならないだろう」と考える人もいるかもしれませんが、実際は違います。

日本公認会計士協会が発表している平成23年の合格率を見てみると、受験者数3,468名に対して合格者数は2,378名となっており、合格率は68.6%です。

この段階にきても、まだ試験で落とされるということを考えると、公認会計士の資格試験がどれだけ狭き門なのかがよくわかります。

不合格の場合は翌年再受験することができますが、少しでも一発合格の可能性を高めるために、民間の専門学校では「修了考査対策」という特別講座を組んでいるところもあります。