公認会計士の転職理由やキャリアパス・商社や公務員への転職は?

公認会計士の転職理由は?

公認会計士の仕事では、とくに監査の時期は長時間労働が増え、毎日残業が続き、休日出勤をしなくてはいけない場合もあります。

また、株価や日本経済に与える影響が大きい上場企業の監査を行うという、大きな責任を抱えています。

万が一、会計の不正や間違いを見破れず大手企業の株価が暴落したら、日本経済が混乱することも予想されるため、慎重に仕事を進める必要があります。

このように、会計士の仕事は心身ともにストレスを感じやすい労働環境ということもあり、ワークライフバランスを考えて転職を考える人もいるのが現実です。

公認会計士のつらいこと・大変なこと・苦労

公認会計士から総合商社への転職

公認会計士の転職先として比較的よくあるのが総合商社です。

総合商社では、会計のプロフェッショナルとしての知識を生かせるポジションが多いため、公認会計士の経験者を積極的に採用する傾向にあるようです。

経理・財務・経営企画などの部門では、監査対応はもちろん、リスクマネジメント・投資判断・コンサルティング・子会社の管理や支援などの知識を期待されやすく、公認会計士としての経験を存分に発揮しやすいでしょう。

さまざまな仕事にチャレンジしたいと考える人には向いているといえます。

なお、総合商社は世界中に子会社や現地法人などを持っていることから、そちらに駐在や出張する可能性もあります。

英語力も持ちあわせているとプラスに評価される可能性が高いです。

なお、公認会計士はもともと年収水準が高いため、他職種へ転職する際はたいてい年収が下がることになるでしょう。

しかし、総合商社の給与水準もそこそこ高いため、転職しても年収をキープしやすいのも魅力です。

公認会計士から銀行員への転職

メガバンクなどの大手銀行でも、公認会計士の採用が増えてきています。

お金を取り扱う銀行だからこそ、監査などで間違いや不正が決して起こらないよう、内部監査の強化を目的として採用されることが多くなっています。

また、最近では今まで日本国内で使われている会計から「IFRS」という国際的な会計基準に合わせる必要が出てきています。

公認会計士の経験者は、銀行の経理としてこの基準に合わせることと、銀行員の会計に対するスキルを上げるための指導者としての役割も期待されます。

さらに、利益が大きいファンドや投資銀行などの分野での活躍も期待されており、M&A関連の仕事を任されることもあります。

メガバンクや投資銀行の場合、総合商社同様に給与水準も高いため、公認会計士時代と変わらない程度の収入を得やすく、また福利厚生なども手厚いのが人気の理由です。

公認会計士から公務員への転職

公務員にはさまざまな職種がありますが、公認会計士の資格を生かしたいのであれば、「会計検査院」や「金融庁」への転職がおすすめです。

会計監査院の仕事は国の収入支出の決算を確認することで、国や国が出資している団体、また国が補助金などの財政援助を与えている地方自治体および各種団体が検査対象となる、責任の大きな仕事を任されます。

金融庁では金融機関の監査を行うなど、まさに金融のプロフェッショナルとして正しい業務が行われているかをジャッジする、非常にやりがいがある仕事に携わることができるのが特徴です。

なお、公務員は安定した収入を得られるものの、公認会計士に比べると収入面では劣ることもあります。

それでも景気に左右されない安定や手厚い待遇・福利厚生を求めるのであれば、公務員を目指すのもよいでしょう。

公認会計士資格を保有している人が転職を考える際には、会計士資格保有者向けの転職サイトを利用するのも一つの方法です。

マイナビ会計士は、監査法人のみならず、事業会社やコンサルティングファームの会計士資格保有者向けの求人を多く保有しています。

一度気軽に相談してみるとよいでしょう。