女性の公認会計士のキャリアパス・結婚後の生活

女性の公認会計士の現状

平成31年の公認会計士の試験の合格者を見てみると、1,305人中266人が女性という結果になっており、合格者のおよそ5人に1人が女性という計算になります。

比率としてはまだまだ少ないと言えるかもしれませんが、一昔前まではほとんどが男性だったことを考えると、少しずつ女性の公認会計士は増えていることは事実でしょう。

公認会計士の仕事は資格があれば男女関係なくキャリアを築くことができるのも、バリバリ出世を目指して働きたいという女性に人気の理由です。

また、出産や育児で一度退職しても資格さえあれば再就職しやすかったり、自分のペースで働くために独立したりと、働き方の選択肢も多いことは、女性にとって働きやすい職種といえます。

女性の公認会計士の強み・弱み

女性は、一般的に男性に比べるとコミュニケーション能力に長けているといわれることが多いです。

そのため、女性の公認会計士はクライアントとのスムーズなコミュニケーションや、女性特有のきめ細やかなケアが武器になります。

監査法人で働くときはクライアントとの架け橋として期待されますし、独立する場合もうまく営業して契約をとったり継続したりできる人が多いようです。

一方で、女性が公認会計士として監査法人で働く場合、残業や出張がネックになることがあります。

監査では取引先の企業を訪問することが必要なので、企業のオフィスが地方や海外にある場合は遠方・長期の出張になってしますし、監査期間中は毎日残業になることもあります。

仕事と家事や育児を両立したいと考えるのであれば、自分に出張ができるのかどうかを家族と話し合い、業務の内容をよく確認したうえで引き受けることが大切です。

公認会計士の結婚後の働き方・雇用形態

大手の監査法人では産休や育休の制度があるところもあり、結婚後も正社員で働くことができます。

また、一般企業や公務員であれば一度退職してしまうと復職するのは大変ですが、資格が必要となる職業は専門性が高いので、結婚や出産でいったん退職しても比較的再就職がしやすいといわれています。

正社員以外にも、パートやアルバイトとして働く道もあり、特に決算期のような繁忙期にはどこも人手が足りなくなるので、公認会計士の資格保持者に対するパートやアルバイトの募集が多くあります。

こうしたことから、結婚や出産をしても長く働ける職業に就きたいと願う女性が公認会計士を目指すケースも多いようです。

公認会計士は子育てしながら働ける?

監査法人で働く場合、監査時期はどうしても業務が集中するので残業が続くことになります。

そう考えると、子育てしながら正社員として働くことは、会社からの配慮や家族の協力がない限り非常に難しいでしょう。

決算期のような繁忙期にはどこも人手が足りなくなるので、公認会計士の資格保持者に対するパートやアルバイトの募集が多くあります。

「家事や育児があるのでフルタイムの勤務や残業はできないけれど、短時間で働きたい」という場合は、パートやアルバイトでの働き方を利用することもできます。

公認会計士は女性が一生働ける仕事?

監査法人で働く場合、産休や育休の制度が整っているところもありますが、子育てをしながらだと子どもが病気の時などはどうしても休みにくく感じてしまいます。

しかし、公認会計士の資格を持っていれば、女性でも独立開業して会計事務所やコンサルティング会社を作ることが可能です。

「家事・育児と仕事を両立させたい!」と思えば、仕事量を調節しながら、実家の近くにオフィスを構えて家族のサポートを受けながら働くこともできるのです。

公認会計士の資格を所持していることによって、監査法人で働く以外にもさまざまな働き方の選択肢を手に入れることができるので、ライフスタイルに合わせて一生働ける仕事といえます。