競輪選手の仕事内容

仕事の中心は、競輪レースに出場すること

競輪は、競馬や競艇、オートレースと同じく公営ギャンブルの一つです。「トラックレーサー」と呼ばれる競輪専用の自転車に乗り、最大9名でレースを行って着順を競います。

競輪選手の仕事は、まず、このレースに出場して勝利を収めることです。

勝ち続けることで選手としてのランクが上がり、参加できるレースの数が増え、獲得賞金も多くなります。ランクには、S級S班、S級1班、S級2班、A級1班、A級2班、A級3班の6つの階級があります。

一度階級が上がったからと言っても、レースで負けることが多くなれば降級することもある非常にシビアな世界です。自分の体を使ってレースを行うことになりますので筋力トレーニングは欠かせません。

レースに出場する選手は、レース運営を担当する財団法人「JKA」によって選ばれます。JKAが競輪レースの開催を決め、出場選手を選ぶと、その選手のところに出場依頼があります。その依頼にOKすれば出場が決まります。

レースに選ばれた選手は本番に向けてトレーニング、体重管理、メンタルコントロールを行います。

出場は、平均して月に6〜9レース

競輪レースは、1年365日、全国のどこかで開催されています。選手は、平均して月に2つか、3つの開催に出場しています。

1開催は3日間か、4日間で、初日は、選手の実績によって「特選」、「選抜」、「予選」のいずれかに出場します。2日目は、初日の成績上位者が「準決勝」に進出、さらに、その成績上位者が3日目の「決勝」に進出します。

「準決勝」や「決勝」に出場できなかった選手は、2日目、3日目も「特選」、「選抜」、「一般」のレースに出場します。選手の出場レース数は、1開催につき2〜3レースで、月に6〜9レースになります。

レースの距離は、2000メートルが中心ですが、競輪場や開催内容によって異なります。1600メートルや2400メートルのレースもあります。

競輪レースの流れ

レース開催中、選手は、基本的に毎日1レースに出場します。そのレース前には、観客に、選手や自転車の状態を見せる選手紹介があります。

選手紹介は、一般に「顔見せ」、「脚見せ」、「地乗り」と呼ばれ、観客は、そこで選手の体の状態や表情などを見極めて投票を行います。

全レースの終了後に、賞金や手当てが支給されます。

レースに出場しない日は、トレーニングやPR活動を行う

レースに出場しない日は、休養日に当てるか、トレーニングを行います。競輪レースの勝敗には、選手の体力が大きく影響します。自分の体を鍛えることも、競輪選手にとって大切な仕事になります。

人気選手は、レースのない日、競輪のPR活動や取材を受けることもあります。最近は、競輪の売上が減っていますので、宣伝活動も重要な仕事の一つになっています。

競輪選手が所属する選手会

競輪選手は、一般社団法人日本競輪選手会に所属することになります。競輪のレースを行うのは主催者側ですが、競輪選手会は非常に強い権限を持っており、事実上競輪選手の雇用主のような関係になります。

選手会の人数は2012年度で3,023名です。