女性の競輪選手(ガールズケイリン)

現在は51名が選手として活躍

2012年7月から、女性競輪選手による「ガールズケイリン」が始まりました。第2次世界大戦後の1949年〜1964年まで、女性による競輪レースが開催されていましたので、正確には「女子競輪の復活」になります。

2012年のロンドン五輪から、女子ケイリンが正式種目として採用されましたので、オリンピックで活躍できる選手の強化を兼ねています。

2014年3月の時点で、女性選手は51名が登録されています。

自転車は、軽くて振動の少ないカーボンフレームを使用し、ホイールは、空気抵抗とともに横風の影響も受けにくいバトン&ディスクホイールを使っています。

女子競輪は競艇(ボートレース)のように男性と一緒に競走することはなく、女性の競輪選手のみでの競争になります。

男子競輪とルールが異なる部分もあり、「自ら一方的に押圧又は押し上げを行い、内外線間の幅の2倍程度の幅に至った場合」(隣にいる選手を圧迫するなどの行為のことなどをいいます)失格になるなど厳格なルールが用意されています。

誘導中の先頭員の後輪端より前方に少しでも出ると失格となるなど、男子競輪にはないルールが用意されています。

全国各地でレースが開催されている

2014年の場合、4月は函館や前橋、京王閣、松戸、松山などで、3日間のレースが8回開催されました。7月には、青森や立川、川崎、平塚、名古屋、和歌山などで3日間のレースが11回開催されます。

距離は1600メートルが基本で、最大7車立てで行われます。

女性の平均年収は約600万円

女性競輪選手の年収は、推定で約600万円といわれています。これは女性スポーツとしては、かなり高い方です。

賞金は、レースのグレードと勝ち抜きの段階によって異なります。その年に好成績を収めた7人の選手の一発勝負で行われる「ガールズグランプリ」の優勝賞金は500万円です。

また、FⅠクラスのレースの優勝賞金が、30万円台となっています。同じ決勝で最下位となる7着の賞金は7万〜8万円です。予選レースの1着賞金が6万〜8万円で、最下位の7着が約3万円となっています。

賞金は、開催3日間全勝の選手で50万円以上、全敗の選手でも20万円程度の収入が得られるようになっています。

女性競輪選手になるには?

日本競輪学校に入学し、1年間の勉強と訓練を受けます。そのうえで、競輪選手資格検定に合格しなければなりません。

競輪学校への入学条件は、入学する年の4月1日で17歳以上となっています。また、高校卒業と同等以上の学力を有する者となっています。入学試験には、一般試験と特別試験があります。

一般入試の1次試験には、技能試験と適性試験があります。技能試験は、(1)自転車による1000メートルの走行時間、(2)自転車による400メートル助走後の200メートルの走行時間です。

適性試験は、垂直跳びと背筋力測定です。

一般入試の2次試験は、1次試験の合格者のみが受験できます。試験内容は適性試験と身体検査、口頭試問、適性検査、作文などによる人物考査です。

適性試験には、台上走行試験装置による瞬間最高速度、台上走行試験装置によるクランク軸の最大回転数、台上走行試験装置による一定時間の総仕事量です。

自転車競技やその他のスポーツで、世界規模の活躍をした者を対象に、特別試験制度も設けられています。

募集人数は20名で、一般入試の倍率は約2倍です。