看護師のやりがい・楽しさ・魅力
看護師のやりがい・楽しさ
患者さんを笑顔にできること
人の健康や命を身近に感じる看護師の仕事は責任が重い分、大きなやりがいを感じられます。
多くの看護師が幸せに感じるのが、「患者さんが元気になって、笑顔を見せてくれたとき」です。
病院を訪れる患者さんは病気や怪我で不安を抱えており、最初はつらそうな顔をしている人が少なくありません。
ですが、看護師がやさしく声をかけたり、困っていることに適切に対処したりすると、次第に患者さんは笑顔を見せてくれます。
なかには長期間の入院生活が必要で、大変な思いをしながら治療やリハビリに励む患者さんもいますが、どのような患者さんに対しても看護師は真摯に向き合います。
看護師のケアや介助を通して、患者さんが少しでもよい方向へむかっていることを感じられたときは、仕事のやりがいを実感できます。
患者さんの家族の心を支えることもできる
看護師がケアをするのは、病気や怪我をしている患者さん本人だけではありません。
とくに急病や大怪我で病院へ運び込まれた患者さんの場合、そのご家族も、非常に大きな不安を抱えているものです。
また、末期がんなどで治療や延命が難しい患者さんのご家族も、近い未来に起こりうることを想像し、深い悲しみや苦しみの感情を抱いています。
看護師は、このような患者さんのご家族に対しても、その気持ちに寄り添って精神的なケアをします。
現場では、看護の奥深さと難しさの両方を日々痛いほど実感するはずです。
看護師にとって1日たりとも同じ日はなく、成長するごとに新しいやりがいを感じられることでしょう。
他の医療スタッフとチームで患者さんをケアする
大きな病院になればなるほど、たくさんの医療スタッフが連携して仕事をします。
看護師は医師をはじめ、薬剤師・管理栄養士・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・臨床検査技師などとチームを組み、各患者さんにふさわしいケアの方法を考え、行動します。
この「チーム医療」の考え方は近年、ますます重視されるようになっており、看護師にはチームでゴールを目指す姿勢が不可欠です。
他のスタッフと協力して患者さんを救えたときには、仲間と一緒に喜びを共有でき、より大きなやりがいを感じられるものです。
また、自分が仕事でつらいなと感じているときに、他の仲間の存在が救いになることが多々あります。
20代で正社員への就職・転職
看護師の魅力
ライフスタイルに合わせて、生涯働ける仕事
看護師の働き方・雇用形態はさまざまです。
正規雇用はもちろんですが、派遣やパートなどのさまざまな形で求人が出されています。
最も給料や待遇がよいのは正規雇用ですが、もし結婚・出産などのライフイベントで生活パターンが変わった場合にも、自分に合う形で仕事を続けやすいことは、看護師の魅力のひとつです。
また国家資格は一生の財産になるため、もし育児などでいったん現場を離れても、再就職しやすいのも魅力といえるでしょう。
看護師が活躍できる場は病院や診療所のほか、介護施設や訪問看護ステーション、保育園、一般企業などまで多種多様です。
看護師の資格や経験があれば、日本全国どこでも働けるチャンスがあります。
安定した収入が得やすく、社会的な信用度が高い
看護師は国家資格であり、医療現場で活躍する専門職として、社会的な信用度が高い職業です。
信用度の高さは給料や待遇のよさにもつながっており、正規雇用の看護師として働く人は、同世代の一般企業勤めの正社員よりも平均年収が高水準になっています。
実際、看護師を目指す人のなかには「手に職をつけて働きたい」「安定した仕事に就きたい」と考える人が少なくありません。
最近は経営に苦しむ医療機関も出ており、看護師になれば一生安泰というわけではありませんが、看護師はまだまだ人手不足のため、転職のチャンスも多いです。
経験を積んで、さらに給料や待遇がよい職場へ移ることも可能です。