歯科衛生士の現状と将来性

歯科衛生士の求人は安定

歯科衛生士は歯科の専門学校や短期大学で一定の教育を受け、厚生労働省所管の国家試験に合格した資格保有者で、活躍の場がさまざまあります。

特に歯科医院は現在、厚生労働省の医療施設動態調査によると、6万8000件を越えており、歯科衛生士の需要も高く比較的求人が安定しているのが現状といえますが、将来性についてはどうなのでしょうか。

高齢化社会の到来

統計局によると65歳以上の高齢者は平成24年の調査で3074万人、総人口の24.1%という報告が出ています。前年に比べると102万人増加し、これは団塊の世代とよばれる人達が65歳に差しかかったと考えられています。

2050年には2.5人に1人が高齢者になると予測されており、入れ歯を必要とする人や在宅診療を受ける人は今以上に増えるでしょう。そのような意味で、高齢者が健康を維持するための「口腔ケア」が近年注目されています。

口の中に汚れがあるままでいると、細菌により病気になることも少なくないので、綺麗に保つことで予防につながります。歯石除去といった状態の改善や正しい歯磨き指導を行う歯科衛生士の重要性は今後も高くなり、将来性があると言えるでしょう。

歯科治療の高度化

歯科治療は日々進歩し、現在インプラントといった高度な治療への関心が高まっています。インプラントは歯を失った部分に人工の根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法で、保険が効かない自費診療です。

従来は歯を失うと入れ歯か、前後の歯を支えにして被せるブリッジという手法しかありませんでした。インプラントは見た目も自然で、自分の歯と同じように噛めることから、治療を望む患者さんも増えています。

インプラントを入れたら、そのままで終わりというわけではなく、状態の確認や歯周病の検査といったその後のメンテナンスが大切なので、歯科衛生士が果たす役割は大きいです。

インプラントはまだ進歩途中で、これからも伸びる分野なので、歯科衛生士の可能性も広がっていくと考えられます。

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