社会保険労務士は独学で合格できる?

社会保険労務士試験は難関!

社会保険労務士の国家資格を取得するためには筆記試験を突破しなければいけませんが、この筆記試験は大変難しいことで知られています。

平成28年に行われた社会保険労務士の筆記試験を見てみると、受験者が39,972人だったのに対して、最終的な合格者は1,770人でした。合格率にするとわずか4.4%になります。

この合格率に関しては、年度によって多少の差はありますが、例年10%以内になるのが一般的で、受験生の9割が不合格になっています。

年によっては2%台と非常に低い数字になることもあります。

このように、合格率が大変低い試験であることから、社会保険労務士試験の受験者の多くが民間の専門学校に通ったり通信教育で勉強したりして試験に挑んでいます。

独学の難しさ

もちろん、一部の受験者は独学で勉強し、合格を勝ち取っていますから、独学では絶対に合格できないということではありません。

ただし、独学を選ぶ場合はその大変さを事前にしっかり理解しておくことが大切です。

まず、社会保険労務士の場合は、独学で合格できる人が少ないということもあり、日商簿記や宅建などの他の資格試験に比べると独学用の市販のテキストの数が多くありません。

選択肢が少ないぶん、自分に合うテキストに出会えない可能性も高いため、どのような教材を使って学習を進めるかは十分に検討したほうがよいでしょう。

さらに、独学で勉強する上で最も大きな壁となるのが、「法改正」です。

社会保険や年金の制度は、毎年大きく変わっていきます。

専門学校での講座を受講していれば、どの法律のどの部分がどのように変わったのかをすべて情報整理したうえで講師にわかりやすく教えてもらうことができますが、独学の場合はこの作業を自分で行うことが必要になります。

法改正に対応できる学習ができなければ、独学で社会保険労務士の試験を突破することは困難といわざるをえないでしょう。?