海事代理士試験の難易度、合格率

合格率が高めとなっている理由は?

海事代理士は「士業」といわれる法律系国家資格の一種ですが、そのなかでも合格率は決して低いわけではありません。

例年、海事代理士試験の最終合格率はだいたい40%~50%となっており、司法書士行政書士社会保険労務士などと比べたら、かなり高めであるといえるでしょう。

この数字だけを見ると、独立開業を夢見て海事代理士になろうかと考える人もいるかもしれません。

しかし、海事代理士はあまりメジャーな資格とはいえないのが実情です。

さらに、海事代理士の活躍フィールドとなる海運業界は閉鎖的な体質で、せっかく資格を取得したとしても、海運業界におけるパイプや人脈がなければ、独立開業をして事業を軌道に乗せていくのは極めて困難だとされています。

こうしたことから、海事代理士試験の合格率が高めとなっているひとつの要因として、すでに業界で何らかの実績や経験がある人が受験するケースが多いのではないかと考えられています。

難易度はどれくらい?

海事代理士試験は、一次試験の筆記試験と二次試験の口述試験の2種類で成り立っており、どちらもパスする必要があります。

それぞれの合格基準は下記の通りです。

一次試験

・18科目の総得点220点の60%以上の得点
・受験者の平均正答率が60%以上の場合には、平均正答率以上の得点をあげた人

二次試験

・4科目の総得点40点の60%以上の得点

筆記試験の出題は18科目とかなり範囲が広いですが、それらは過去問題の焼き直しや知っていれば解ける問題も多いため、過去問題に沿ってきちんと勉強をしていけば、合格はそれほど難しいわけではないといわれています。

口述試験についても過去に出題された問題が参考になるため、過去問題を使って勉強しておくことが大事です。

市販の参考書や問題集を利用し、独学で十分に合格している人もいます。