生活相談員の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

生活相談員を目指すきっかけで多いものは?

生活相談員を目指す人は、社会福祉や介護の仕事に強い興味を持っています。

「支援を必要とする人の力になりたい」「困っている人を助けたい」という気持ちから、この仕事を志す人が多いようです。

高齢化社会が進むなかで、生活相談員の需要は増しています。

異業種から新たに生活相談員を目指す人がいる一方、同業界内で生活相談員への転身をはかる人もいます。

生活相談員は夜勤や体力が求められる介護職員とは異なり、日勤中心で働きやすく、体力に不安がある人でも勤めやすい仕事です。

こうしたことから、生活相談員に興味をもち、目指すケースが増えているようです。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

生活相談員の志望動機の考え方

介護業界における職種は、生活相談員以外にも「介護職員」や「ケアマネジャー」などさまざまなものがあります。

ですから、志望動機を考える際にはまず、なぜ自分が生活相談員として働きたいのかを明確に示すことが大切です。

そのために生活相談員の仕事内容や役割を理解しておく必要があります。

生活相談員としてどうなりたいのかや、将来の目標を志望動機に入れ込むのもよいでしょう。

また、生活相談員は施設の顔となって利用者とスタッフをつなぐ窓口・コーディネーター的な役割と、一般事務を含めて幅広い業務を次々とこなしていくオールマイティーな活躍が求められます。

業務内容が多岐にわたり、状況によっては「何でも屋」のような立場になることもあるのが実情です。

そのことを理解し、利用者のために自分がどう力を発揮したいのかという意志を伝えるように心がけましょう。

生活相談員の志望動機の例文

介護職員経験者が生活相談員を志望する場合

「私はこれまで、介護職員として要介護者の方への支援を行ってまいりました。

高齢の方々と関わっていくうちに、介護を必要とする方の悩みや問題は多岐にわたっており、一人ひとりに合わせた柔軟な対応が求められていることに気づきました。

今後は生活相談員として施設の窓口となり、要介護者やそのご家族の抱える悩みや不安を最前線で聞いていきたいと思っております。

介護現場で培った知識や経験を生かし、安心して施設の介護サービスを利用していただける生活相談員になれるよう努力いたしまします。」

異業種から生活相談員を目指す場合

「高校卒業後は、小売店にて接客・販売の仕事に従事しておりました。

勤務先には高齢の方や体が不自由な方もしばしば訪れており、そういった方々への対応をするなかで、自然と介護の仕事に興味をもつようになりました。

その後、あらためて福祉系の大学に入り直し、社会福祉士の国家資格を取得いたしました。

介護業界での実務経験には乏しいですが、学校で学んだ知識や社会人経験を生かし、この業界でのキャリアを築いていきたいと考えております。」

生活相談員経験者が別の施設への転職を目指す場合

「これまで勤めていた施設では、いわゆるデイサービスとして日帰りでの介護サービスを提供しておりました。

私は生活相談員として、サービス利用者さまやご家族さまの思いを聞き入れながら、事務業務全般や調整業務などに携わってまいりました。

ただ、今後のキャリアを考えたときに、さらに多様なニーズを抱える方々の役に立てる知識・スキル・経験を身につけていきたいと考え、今回の転職を決意いたしました。

要介護レベルが高い方への介護を行う御社では、より難しいケースにも遭遇すると思っております。

これまで身につけたことを生かしつつも、新たな気持ちで精一杯努力し、お客さまやスタッフの皆から信頼される生活相談員を目指していきます。」

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

生活相談員の面接で聞かれること・注意点

生活相談員は、日々たくさんの人と接しながら仕事を進めていきます。

とくに、介護サービスを利用したいと考える本人やその家族とは最初に接する立場になります。

人間性はかなり強く問われると考えておいたほうがよいでしょう。

「この人になら安心して仕事を任せられる」と思われるような誠実な人、責任感が強い人が好まれます。

それほど難しく考える必要はありませんが、面接では相手の質問に明るくハキハキと、きちんとした言葉遣いで受け答えすることを心がけたいものです。

所持している資格や、介護業界での実務経験についても聞かれることが多いですが、たとえあまり経験がなかったとしても意欲次第で採用される可能性はあります。

嘘をつかず、正直に話しましょう。

生活相談員の自己PRのポイント

介護業界での仕事は、実際は思っている以上に大変なこともあります。

サービス利用者の置かれている状況や立場は一人ひとり微妙に異なるため、施設の窓口となる生活相談員は、利用者からの相談事に日々頭を悩ませることになるかもしれません。

いくら介護のニーズが高まっていても、少し大変なことがあったときにすぐに投げ出してしまうような人は、敬遠されてしまいます。

介護の現場では、経験や所持している資格・スキル以上に、熱意や意欲、そして粘り強さが重視されることが多いようです。

自己PRをするときは、本気で介護業界に身を置いてキャリアを築く覚悟があることや、生活相談員としての適性があることを存分にアピールしましょう。

生活相談員の履歴書で気をつけるべきことは?

生活相談員の就職・転職試験を受ける際には、一般的な履歴書の提出が求められることが多いでしょう。

気をつけるべきことは、多職種とほとんど変わりません。

誤字脱字をしない、文字は丁寧に書くなど、当たり前のことを当たり前にできるように心がけましょう。

また、職務経歴と保有資格は面接でもあらためて確認させることが多い項目です。

必ずモレがないようにし、資格は正式な名称で書きましょう。

また、職務経歴は勤務先の名称だけでなく、どのような業務に携わっていたのかまで簡潔に添えておくと丁寧です。