グラフィックデザイナーの現状と将来性

広告業界全体の現状と将来性

長らく続く景気の低迷から「物が売れない」といわれる昨今、メーカーの広告宣伝費削減のあおりを受け、広告・出版業界の市場も底ばいを続けています。

大手広告代理店ならばまだしも、中小の広告代理店や制作プロダクションにおいては経営困難に陥る企業が相次いでいるのが現状です。

それに伴い、広告業界全般に昇給の見送りや賞与の削減、人員の削減を余儀なくされており、就職できても今後数十年にわたっての安定を望むことは難しいといわざるを得ません。

グラフィックデザイナーの現状と将来性

広告業界全体の市場低迷に加えて、グラフィックデザイナーには紙媒体が縮小傾向にあることが大きな問題としてのしかかってきます。

グラフィックデザイナーそのもののニーズが減り人員が削減される中、スキルが高くフットワークの軽いデザイナーに仕事が集中し、労働時間が長くなってしまう傾向が顕著になっています。

そもそもグラフィックデザイナーの年収の平均値は300〜430万円で一般の事務職と大差ない中、所属する会社によっては残業代がつかないことも多いため、大半の人は「割に合わない職業」だと感じているようです。

この仕事が好きで、やりがいを感じられる人でなければなかなか続かない職種だといえるでしょう。

グラフィックデザイナーとして長く活躍するために

せっかく専門学校や美術大学で専門教育を受けてグラフィックデザイナーになったのなら、そのスキルを生かしながら生き残るためのちょっとした方向転換を考えてみるのも1つの手です。

紙媒体の縮小に反比例して市場を拡大しているのが、インターネットやスマートフォンなどの電子媒体。

中小の広告代理店や制作プロダクションの経営不振に対し、電子媒体のプロダクションは少しずつながらも利益を上げる傾向にあります。

電子媒体においても主要なところにグラフィック由来のデザインが使われているので、電子媒体のプロダクションにフィールドを移して、Webの勉強をしつつデザイナーとして働くという道もおすすめです。

仕事体験談