グラフィックデザイナーのつらいこと、大変なこと、悩み

修正を繰り返す仕事

1つの作品を完成させるまでには、クライアントや代理店を交えた企画会議で商品やサービスの特長、ツールの目的などを決定することに始まり、そこからさまざまなステップを要します。

まず、プロデューサー、プランナー、コピーライターなど一緒に作品を制作するスタッフとともに打ち合わせを繰り返してアイディアを出し合い、企画案を立ててクライアントにプレゼンテーションを行います。

プレゼンが通るまでは企画案の修正を繰り返し、クライアントのOKが出ると初めて制作がスタート。

どんなに一生懸命つくっても、クライアントの意向で企画自体がボツになってしまうことも珍しくありません。

制作にあたっては持ち前の技術やセンスを発揮し、ツールの目的に沿った中で、商品の魅力や情報が最大限に伝わるようデザインを作り上げます。

しかし制作進行中にも繰り返される打ち合わせの中で、アートディレクターなどからのダメ出しを受けてまた修正したり、最初からデザインし直すことも日常茶飯事です。

ダメ出しを気にせず、1つのデザインにこだわりすぎない柔軟な対応ができる人でなければ、この世界で生き残ることはできません。

「割に合わない」と感じる人が多い

グラフィックデザイナーは専門の知識や技術が必要な職種ですが、平均年収を見ると一般事務職と大差ありません。

しかも年俸契約により、残業代が付かない企業も多く存在します。

世間的にも「グラフィックデザイナーは激務だ」と認識されている通り、締切り前は長時間の残業を強いられたり、休日出勤になることもある職種です。

あまりの労働条件の悪さに「割に合わない」と感じている人が多く、会社を辞めてしまう人も後を絶ちません。

社員の入れ替わりが激しいのもグラフィックデザイナーの特長だといえるでしょう。

出世とは縁遠い

1つの会社に長く勤めても、グラフィックデザイナーのままで大幅な給料アップは見込めません。

また、長年デザイナーであり続けることは難しく、ある程度の勤務年数になると会社側から、上位の職種にあたるアートディレクターやプロデューサーへの転身を迫られることが多いようです。