データサイエンティストになるには

必要な能力

データサイエンティストという職業は、現在のところ、なるために絶対に必要とされる資格や学歴はありません。

しかし、ビジネスの最前線で活躍していくため、専門分野に関する高度な知識やスキルが求められることは確かです。必要な能力をまとめると、大きく以下の2つに分けられます。

(1)分析・統計学的な知識・スキル

ビッグデータを扱う上では、絶対に欠かせないものです。統計学や数学、機械学習、プログラミング、マーケティング等関連する分野に関して専門的に学んでいる必要があります。

(2)ビジネスに対する知識、コンサルティング力

データ分析や統計ができるだけでは、データサイエンティストにはなれません。

データを扱い、そこから利益を生むための「予測モデル」を作ることがデータサイエンティストの一つの役割とされていますが、そのためにはビジネスについて理解していることも必要です。

さらに、仮説を持つ専門家にヒアリングを行い、その内容を自分の中で噛み砕きながら予測を立てていくといったように、人と対話する能力も求められます。

専門知識を身に付けることが第一

データサイエンティストは、IT業界を中心に、金融やメーカーなど、大規模なデータを扱うあらゆる業界で活躍しています。

その経歴はさまざまで、大学・大学院で統計学について専門的に学び、特定の業界で統計の研究者として実績を積み上げた人もいれば、理工系学部出身でITエンジニアとして経験を積み、データ分析の手法を正しく身に付けた上でなる人もいます。

なるための絶対に決まった道はありませんが、大学もしくは大学院で統計学等に関してアカデミックに学ぶことは、データサイエンティストになるための大きな強みとなるでしょう。見聞を広めておくこともプラスになります。

まだまだ新しい職業であるため情報が少ないですが、データサイエンティストの育成を推進すべく、2013年7月には「一般社団法人 データサイエンティスト協会」が発足しています。

2013年には立教大学でも初めて「データサイエンティスト養成講座」が開かれ、この先データサイエンティストになるための教育プログラムや活動は、ますます盛んになるものと考えられます。