調理師の職業病

腰痛、ぎっくり腰

厨房での仕事は基本的に立ち仕事です。

1日何時間も立ちっぱなしになるだけでも大変ですが、調理師の場合、洗い物や仕込みなどで中腰の姿勢を長時間続けることが多くなるため、どうしても足腰には負担がかってしまいます。

1日の仕事が終わると、足がパンパンにむくんだり、腰まわりの筋肉がガチガチに張ってしまうようなことがよくあります。

さらに、調理師として毎日大勢の人の料理を作るというのは、家で数人分の料理を作るのとは訳が違います。重い食材や調理器具を持ち上げたり、運んだりすることも日常茶飯事。

このような生活を続けていれば、腰痛も次第に慢性化してしまいます。

こまめにストレッチをしたり、休日にはマッサージに行って対処しますが、ひどくなると、ぎっくり腰になってしまう人もいます。

腱鞘炎、手荒れ

腱鞘炎も、調理師につきまとう職業病の一つです。

もちろん、全員が必ずなるわけではありませんが、重いフライパンをひたすら振り続けたり、包丁を使って1日中食材を切り続けたりすると、手や腕には相当な負担がかかります。

腱鞘炎は安静にしないとなかなか治らないといわれていますが、「腕が痛いから」という理由で、簡単に仕事を休むわけにはいきません。

病院に行き、強い痛み止めや湿布などをもらって何とか痛みをごまかしながら、仕事をこなしていく。そんな、大変な思いを経験したことのある調理師は多くいるようです。

また、調理師は職業柄、水を使って手を頻繁に洗ったり、食器や調理器具などの洗い物をする機会が多いため、どうしても手が乾燥して荒れがちです。

ひび割れやあかぎれになりやすく、なかなか治らずに悩んでしまうのも、この仕事ならではの職業病といえるでしょう。

仕事体験談