美容師の独立までに必要な準備

資金調達

独立に必要なものは、まずなんといっても資金です。

莫大な資金を持っている人は、お店を構えること自体は簡単に達成できるでしょう。逆に資本金が少なすぎる場合は、残念ながらお店を持つことは不可能になってしまいます。

資金をどう調達するかについては、真っ先に考えておくべき課題です。

都心の出店費用

出店にあたりどれくらいの費用がかかるかと考えても、お店の規模によってかなり差が出てくるため一概にはいえません。

しかし、たとえば東京23区内にセット面4、10坪、駅徒歩5分のお店をビルの3階に出そうと思ったら、少なくとも600万円は必ずかかるでしょう。

ただし、ここに運転資金は含めておらず、かなり低く見積もった計算です。23区内の大型店舗になると、数千万~数億円かけて出店しているサロンもあります。

地方の出店費用

では、地方ではどうかというと、立地場所によっては400万円程度で出店が可能な場所もあります。

ある美容師の情報によると、山梨県甲府市で100万円以内で出店した例もあるようです。

やり方によっては低資金でも出店が可能ですが、おおよその目安として、初めての出店には自己資金で400万円は貯めておきたいところです。

戦略を考える

お店を出すこと自体はさほど難しいことではありません。しかし、一番大変なことは、店を長く続けて繁栄させていくことです。

ビジネスをやっていくうえで必要になるのが戦略です。地域に合わせた値段設定や広告の打ち方、スタッフの確保、宣伝・集客など、さまざまなことを考えていかなくてはなりません。

当然、時代によってニーズも変わってきますので、その時々によって戦略を変えていくことも必要になってきます。

仲間も大切

自分一人で経営をしていく場合でも、自分を支えてくれる仲間は大切にしたほうがよいでしょう。

日頃からたくさんコミュニケーションをとり、お互いの意思を確認し合い、下を向いたときに励まし合えるような仲間がいることは、大きな励みと武器になります。

美容室というのは、提供する商品自体はどの美容室も似たり寄ったりといえます。それでも優越が決まってしまうということは、おそらく「美容師自身」が商品化されているからといえるでしょう。

魅力がある美容師、プラスアルファのサービスを提供できる美容師たちのところに、人は集まってくるものです。

だからこそ、高いモチベーションを保ち、優秀で志の高い仲間を味方に付けることは、今後の美容師人生で大きな糧となるはずです。

今からでも準備できることがある

ここでは「資金・戦略・仲間」という3つのキーワードを挙げましたが、これらのすべては、もし明日出店という段階になってすぐ準備できるものではありません。

普段から、もっといえば美容学校に通っているときから、各方面にアンテナを向け、自分の目標を見据えて動いていくことが大切です。

明日からやり始めるのではなく、今からやれることはたくさんあるのだと知ることが必要です。

独立までは長い道のりになるかもしれませんが、日々の積み重ねが独立時の結果を左右します。

今の段階から十分にイメージを膨らませておくとよいでしょう。

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