美容師国家試験の難易度・合格率

美容師資格とは

美容師として働くためには、美容師国家資格が必要です。

そのためには、厚生労働大臣指定の美容専門学校の必要課程を修了し、受験資格を得て美容師国家試験に合格し、美容師免許を取得しなければなりません。

美容師を目指す場合は、認可を受けた美容専門学校に昼間2年間または通信の場合は3年以上と通学し知識やスキルを身に付けることが必要です。

美容師国家試験は、「筆記試験」と「実技試験」で構成されており、両方に合格すると美容師免許を取得することができます。

試験は毎年2月と8月に行われ、多くの学生は在学中の2月に受験しますが、不合格となった場合は翌年に再度受験します。

2月試験の合格率は80%前後、8月試験の合格率は40%から60%と大きな差があるため、在学中にしっかりと資格取得のための勉強をすることが美容師への第一歩となります。

美容師になるには

美容師国家試験の難易度・勉強時間

筆記試験の難易度

美容師国家試験の筆記試験については、専門学校の授業をきちんと受け、過去問で対策しておけば十分に合格できる内容です。

毎年合格率は高い試験であり、受験者数が減少していることを考えると、今後も難易度が極端に上下することはないと考えられ、授業で真面目に学んでおけば、合格できる難易度といえるでしょう。

ただし筆記試験対策は暗記が中心のため、出来るだけ早いうちから教科書やテキストを読み込み、コツコツと勉強をしておくことが必要です。

専門学校でも試験対策をしますが、不安な人は過去問を解いたり、市販されているワークブックなどを使用したりするのもおすすめです。

過去問を解いていくことで、出題の傾向や自分の得意分野・苦手分野がわかるようになるでしょう。

実技試験の難易度

実技試験に関しては、とにかく日頃の反復練習が大切になってきます。

専門学校によっては、実際の試験を再現した模擬試験を実施するなど実技試験の対策をしっかり行いますので、真剣に取り組みましょう。

試験前は夜遅くまで残って試験までに何度も練習をするという人も少なくありません。

スピーディーかつ確実にできるようにしておけば、本番でも慌てずにできるようになるでしょう。

すでに美容室でアルバイトをしていたり、家が美容室で練習できる環境にあったりする場合は、先輩に指導してもらいながら練習するのもよいでしょう。

美容師国家試験の受験者数・合格率

美容師国家試験受験者数の推移

美容師国家試験新卒・既卒受験者数_30

2月実施試験

2月実施の美容師国家試験受験者数は、ここしばらく横ばいの傾向にあります。平成30年度2月実施試験の受験者数は18,521人でした。

【2月実施】美容師国家試験受験者_30

8月実施試験

8月実施の美容師国家試験の受験者数は、平成25年には増えたものの、全体としては低下の傾向にあります。平成30年度8月実施試験の受験者数は5,076人となっています。

【8月実施】美容師国家試験受験者数_30

美容師国家試験合格率の推移

美容師国家試験新卒・既卒合格率_30

2月実施試験

2月実施の美容師国家試験合格率は、85%前後を推移しています。平成30年度2月の合格率は86.2%となりました。

【2月実施】美容師国家試験合格率_30

8月実施試験

ほとんどの美容学生は在学中の2月の試験を受験します。不合格となってしまった場合には、翌年度の8月の試験を受験することになります。

美容師国家試験の合格率において、2月と8月で差があるのは、2月実施の試験の方が、新卒生の割合が多いためです。

8月実施の美容師国家試験合格率は、40%強から60%付近を推移しています。平成30年度8月試験の合格率は50.5%となっています。

【8月実施】美容師国家試験合格率_30

平成29年度8月 美容師国家試験の概要

試験日 ・実技試験:平成29年8月1日(火)から
・筆記試験:平成29年9月3日(日)
※試験は2月と8月の年2回実施。
試験地 <実技試験>
46都道府県で実施(滋賀県を除く各都道府県)
<筆記試験>
北海道、岩手県、宮城県、東京都、神奈川県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
受験資格 理容師・美容師養成施設で、次の課程を修了した人
《平成10年4月1日以降に入学した人》
・昼間課程:2年以上
・夜間課程:2年以上
・通信課程:3年以上
理容師・美容師養成施設で、次の課程を修了した後、1年以上の実地習練を経た人
《平成10年3月31日以前に入学した人》
・昼間課程 1年以上
・夜間課程 1年4ヵ月以上
・通信課程 2年以上

<試験の免除>
・「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した人のうち、筆記試験のみに合格した人は、その申請により、次回の試験に限り、筆記試験の受験を免除
・「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した人のうち、実技試験のみに合格した人は、その申請により、次回の試験に限り、実技試験の受験を免除

試験科目

実技

1.美容の基礎的技術
  第1課題:カッティング
  第2課題:ワインディング
2.美容を行う場合の衛生上の取り扱い
  用具類の衛生状態及び衛生上の取り扱い

筆記

・関係法法規・制度
・衛生管理(公衆衛生、環境衛生、感染症、衛生管理技術)
・美容保健(人体の構造及び機能、皮膚科学)
・美容の物理・化学
・美容理論

合格基準 1 筆記試験の合格基準
次の両方の条件を満たしている場合を合格とする。
(1)50問中60%以上の正答率であること
(2)関係法規・制度、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、美容の物理・化学、美容理論の何れの課目においても無得点がないこと
2 実技試験の合格基準
次の両方の条件を満たしている場合を合格とする。
(1)衛生上の取扱試験
 減点が30点以下であること
(2)基礎的技術試験
 第1課題 カッティングの減点が40点以下であること
 第2課題 オールウェーブセッティングの減点が50点以下であること
合格率 56.0%(平成28年度8月)、89.1%(平成28年度2月)
合格発表 平成29年9月29日(金)
受験料 ・実技試験及び筆記試験(両方)受験 25,000円
・実技試験(のみ)受験 12,500円
・筆記試験(のみ)受験 12,500円
詳細情報 財団法人 理容師美容師試験研修センター