プロ野球選手になるための独立リーグ

独立リーグは、プロをめざす選手の受け皿

高校や大学を卒業した後も、硬式野球を続けたい選手には、かつて、企業チームに進む人が多かったです。しかし、野球チームをもつ企業が減ったことで、最近は独立リーグやクラブチームへ進む人が増えています。

中でも、独立リーグは、プロ野球を目指す人の受け皿となっており、実際にドラフトで指名される選手も出ています。

千葉ロッテマリーンズの角中勝也選手や中日ドラゴンズの又吉克樹投手は、いずれも現在の「四国アイランドリーグplus」での活躍が、プロ野球のスカウトの目に止まり、ドラフト指名されました。

活動中の主な独立リーグ

活動中の独立リーグには、「四国アイランドリーグplus」、北信越を中心とした「ベースボール・チャレンジ・リーグ」などがあります。

「四国アイランドリーグplus」は、四国4県それぞれにチームがあり、地域に根差した活動をしています。

「ベースボール・チャレンジ・リーグ」は、北陸・信越の5県と群馬県にチームがあり、やはり地域に根差した活動をしています。

四国アイランドリーグplusの場合

「四国アイランドリーグplus」の場合、1チームにつき選手は30人以内です。入団を希望する選手は、リーグ全体のトライアウト(入団テスト)を受けます。

合格すると、各チームからの指名を受けて所属チームが決まります。トライアウトの受験資格は、満15歳〜29歳までの野球経験者となっています。

選手には、3月から10月まで契約によって10万〜40万円の報酬が支払われます。生活できる最低限のお金をもらえるので、野球に集中できます。

オフシーズンは、アルバイトをしながらトレーニングを続ける選手が多いです。

シーズン中は、各県の主要球場を巡り、80試合を行います。前期、後期の優勝チームがリーグチャンピオンシップ(3勝先勝の5試合制)を戦います。

クラブチームからもプロ野球選手になれる

全国のクラブチームからも、選手がドラフト指名されることがあります。千葉ロッテマリーンズの岡田幸文選手は、もともと、栃木県の「全足利クラブ」から育成枠で指名されて入団しています。

クラブチームが、草野球チームと違うのは、日本野球連盟に加盟し、都市対抗野球大会や社会人の日本選手権大会といったレベルの高い大会の予選に出場できることです。

クラブチームの種類

クラブチームには、

・地域密着の同好会タイプ(函館太平洋倶楽部や全足利クラブなど)
・企業チームからクラブチームになったタイプ(NTT信越硬式野球クラブや三菱自動車倉敷オーシャンズなど)
・著名人が設立したタイプ(NOMOベースボールクラブやOBC高島、茨城ゴールデンゴールズなど)

などいろんなタイプがあります。

選手の採用は、クラブごとに行っています。選手は本職を持ったり、アルバイトをしながらプレーしており、練習時間やグラウンドの確保に苦労することが多いです。

クラブによって実力や環境、雰囲気などがずいぶん違っています。プロ野球選手をめざすなら、入部する前によく調べることが大切です。