プロ野球選手のつらいこと・大変なこと・苦労
プロ野球選手のつらいこと・大変なこと
シーズンを通したコンディションの維持
現在、日本のプロ野球は4月から9月くらいまでの約6ヵ月間にペナントレースと呼ばれるリーグ戦を140試合以上戦います。
基本的には月曜日以外の週6日間は毎日試合が行われています。
先発投手は登板予定がなければベンチには入りませんが、野手やリリーフ投手たちはすべての試合でベンチに入ります。
特にレギュラーの野手はシーズン中、ほぼ毎日試合をしているわけですからコンディションを維持するのが大変です。
コンディションが悪いと成績に直結し、成績が下がれば試合に出られなくなって年俸にも影響が出ます。
選手によっては個人トレーナーを雇って体をケアしたり、奥さんに食事を工夫してもらったりと、コンディションの維持にはかなり苦労しています。
結果が出なければ批判を受ける
プロ野球は人気スポーツだけに、多くのファンがいます。
そのため、活躍すればファンから大いに喝采を浴びますが、逆に不調が続いて結果が出なければ批判を浴びることもあります。
球場での練習中や試合中に野次を浴びることもありますから、結果が出ないときには精神的につらいこともあるでしょう。
勝負の世界ですから活躍することができなければ2軍に落とされたり、年俸が下がったり、ファンやメディアから批判されたりすることも覚悟しなければいけません。
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プロ野球選手の悩み・よくある怪我
プロ野球選手にはもちろん怪我のリスクが常にあります。
野球選手はそのほとんどが小学3、4年生までに野球を始めていますが、プロ野球に進んだ段階で、すでに10年以上プレーしていることになります。
長年の酷使や疲れの蓄積で、肩やひじなどを故障することが多いのです。
もともと、プロ野球はチーム内のレギュラー争いだけでも相当に厳しい世界ですから、怪我で思うように野球ができないと、もどかしい気持ちで毎日を過ごすことになります。
手術をしてもリハビリを含めて数ヵ月かかることがほとんどで、その間は本当に再起できるのかと、不安な気持ちで過ごさなければいけません。
「肩は消耗品」という言葉がありますが、とくにピッチャーは肩やひじの故障が付き物のポジションですから特に注意が必要です。
プロ野球選手を辞める理由で多いものは?
厳しい勝負の世界ですから、もちろんチームの勝利に貢献できる選手でなくなれば戦力外を通告されてチームを離れなければいけません。
他の球団からのオファーがあれば移籍して新天地でプレーすることもできますが、オファーがなければ引退するしかありません。
入団後、だいたい3年間は結果が出なくても様子を見てもらえるようですが、その後に戦力外と見なされれば、若くても現役引退に追い込まれます。
現役を引退しても、監督、コーチやスタッフとして球団に残れる人は限られています。
改めて就職したり、一から新しいことを勉強したりして、人生設計の見直しも必要になります。
また、プロ野球で活躍できないまま引退する人には、肩やひじを痛めるなど怪我で思うように野球ができなかった人も少なくありません。
年齢を重ねて若い頃のようなプレーができなくなったり、大きな怪我をしたりと理由はいろいろですが、いずれもチームの勝利に貢献できなくなったときには戦力外通告が行われます。