プロ野球選手の給料・年収

プロ野球選手の年収の仕組み

チームとの年俸契約となる

プロ野球選手の給料の仕組みは年俸制となっています。

毎年ペナントレースが終わった11月ごろになると契約更改が行われ、来年の契約を結ぶとともに年俸が決まります。

球団からの年俸額はおもにその年の活躍によって提示されるので、勝ちに貢献した場合は大きく跳ね上がったり、逆に故障をしてまったく一軍の試合に出られなかった場合などは下がることもあります。

単年の契約が基本ですが、チームに欠かせない選手力として長くプレーしてほしいと評価されれば複数年契約が結ばれることもあります。

インセンティブ契約もある

また、年俸とは別にボーナスが支払われる契約のことを「インセンティブ契約(出来高契約)」と言います。

成績や出場機会など、その対象となりうるものは球団や選手によって異なりますが、場合によっては年俸よりも多いインセンティブがもらえることもあります。

選手にとってはモチベーションアップになりますが、その反面、逆インセンティブ契約といってノルマを達成しなかった場合には減俸するといった厳しい契約を導入している球団もあるようです。

トップ選手は副収入もさまざまにある

プロ野球選手の収入は、トップ選手であれば副収入もさまざまなものがあります。

スポーツメーカーなどとスポンサー契約を結んでいる選手もいますし、テレビなどのCMに広告塔として出演すればCM出演料が入ります。

メディアの取材や本の出版、オフシーズンのテレビ出演など、トップ選手に関してはその他にも副収入が入る仕事が数多くあります。

プロ野球選手の平均年収・収入

2019年シーズンのプロ野球選手の平均年俸は3,985万円で、1軍の選手に限ると7,187万円です。

実力の世界ですから年俸数百万円の選手から数億円の選手まで幅広くいますが、実力とは別に球団によっても平均年俸には大きな差があります。

平均年俸が最も高いのは巨人(読売ジャイアンツ)で6,926万円、最も低いのはオリックス・バファローズで2,654万円。

1軍の選手のみの平均では巨人が1億2,064万円、オリックスが4,409万円という格差が生まれてしまっています。

プロ野球の球団は試合の入場料(チケット代)やテレビの放映権料、グッズ販売などによって利益を得ています。

そのため、ファンが多い球団と少ない球団では収益も随分と異なり、選手の年俸にも影響しているのです。

プロ野球選手のトップ選手の年収

2020年シーズン、日本のプロ野球界で年俸が最も高額なのは巨人の菅野智之投手で6億5,000万円です。

続いて福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が5億7,000万円、東北楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗選手、巨人の坂本勇人選手、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手の3名が5億円で続いています。

上位20名近くは3億円を超えており、30名以上が2億円以上の年俸をもらっています。

ちなみに、ドラフトで指名された新人選手の年俸は1,500万円が上限ですから、毎年コンスタントに活躍を続けなければ億を超える年俸には到達しません。

また、メジャー・リーグに移籍すればさらに高額の年俸を得られる可能性があり、日本人選手でも年俸10億円以上の選手が複数います。

現在、日本人メジャーリーガーで最高額の年俸を得ているのはニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手で2,200万ドルと、優に20億円を超えています。

プロ野球選手の待遇の特徴

日本のプロ野球には年金制度があります。

プロ野球選手が年金を受給するための条件は、プロ野球のいずれかの球団に通算10年以上在籍していることです。

これは1軍、2軍の区別はなく、現役を引退後にコーチや監督として球団に所属した期間もカウントされます。

受給期間は55歳から死亡するまで年間約120万円を受給できますが、それほど高額ではないため、これとは別に国民年金に加入することが認められています。

一方、メジャー・リーグの年金制度は日本よりかなり高額で、60歳から死亡するまで満額で年間約2,000万円を受け取ることができます。

ただし、メジャー・リーグの年金制度はマイナーリーグ(2軍以下)は対象外で、メジャーリーグで5年以上登録で50パーセント、10年以上の登録で満額を受給できます。