プロ野球選手のプロテストの応募条件・テスト内容

プロ野球選手になるためのプロテストとは?

各プロ野球球団のスカウト陣は、素質のある選手を見つけるべく常に目を凝らしていますが、その陰に埋もれている選手もいるかもしれません。

そこで、各球団が行うのが「プロテスト」です。

プロ野球ではこのテストを「入団テスト」と呼ぶことが多いですが、いわば自己推薦型のテストで、応募資格を満たしていれば誰でも受けることができます。

1990年まではドラフト外での入団が認められていたため、入団テストに合格すればそのまま球団と契約することができました。

しかし、現在はドラフト外での入団は認められておらず、入団テストに合格した選手はその年のドラフトで指名されて入団する形となります。

毎年8月ごろにテストの概要が発表され、テスト自体は9月ごろにかけて行われることが多いですが、必ず行われるわけではありません。

入団テストを行っていない球団も多く、近年、開催しているのは読売ジャイアンツ(巨人)、広島東洋カープ、オリックス・バファローズなどです。

プロテストの応募資格

入団テストの応募資格は球団によって違いがありますが、年齢や身長の条件などがある場合が多いです。

身長は175センチ以上、年齢は17歳から24歳までの男子というのが近年の入団テストの一般的な応募資格となっています。

高校生は各都道府県高野連に、大学生は所属の大学野球連盟にプロ志望届を提出し、ともに来春の卒業見込みであることも応募の条件です。

クラブチームや社会人チームなどに在籍している選手の場合は、所属チームの監督など関係者から受験を了承されていることが必要です。

詳しくは、8月ごろになったら各球団のホームページを確認するといいでしょう。

プロテストの内容

球団によって多少の違いはありますが、1次試験でほぼ必ず実施されるのが50メートル走と遠投です。

50メートル走は6.3〜6.5秒以内、遠投は90~95メートル以上が合格ラインになる場合が多いようです。

1次試験に合格すると、2次試験として投手はピッチング、野手はフリーバッティングや守備を行い、そのほかの野球技術を総合的に判断されて合否が決定します。

その後、2次試験の合格者のみ、実戦形式のテストが行われる場合もあります。

プロテストの合格率

プロテストの合格率は、決して高くありません。

ドラフトで指名されるような優秀な選手はスカウトが既に見つけていることが多く、50〜100人ほど受験して合格者が一人も出ないこともよくあります。

たとえば近年の巨人の入団テストの参加者数と合格者数は、以下のようになっています。

・2015年が参加者82人で合格が2人
・2016年は参加者84人で合格が6人
・2017年は参加者75人で合格が8人
・2018年は参加者85人で合格が9人
・2019年は参加者64人で合格者は0人

以前は各球団がドラフトで指名できる選手の人数が決まっていたためドラフト外で入団する選手も多く、入団テストの意味合いが大きい時代もありました。

しかし、ドラフトで指名できる選手の人数に制限のない現在はスカウトの目に留まった選手が指名されるのが基本となっています。

そのため、入団テストは昔に比べるとあくまでも補助的なものとなっているのが実情です。