プロ野球選手のやりがい・楽しさ・魅力
プロ野球選手のやりがい・楽しさ
チームの勝利に貢献すること
プロ野球選手の最大のやりがいは、チームの勝利に貢献することです。
野球はチームプレーですので、チームとして試合に勝つことが一番の目標になります。
チームとして一つ一つの勝利を重ねていくことが、セ・リーグとパ・リーグに分かれて行われるペナントレースを制することにつながります。
どの球団もリーグ優勝が目標ですので、シーズンの最後まで優勝を争い、リーグ優勝を果たすことが選手にとっての大きなモチベーションとなります。
また、現在のルールではペナントレース終了後には、それぞれのリーグで上位3位までに入ったチームによるクライマックス・シリーズと呼ばれるプレーオフが行われます。
さらに、それを勝ち抜いたチーム同士が日本一をかけて日本シリーズを戦います。
個人タイトルを獲得すること
プロ野球選手は、野手であれば本塁打や打率、盗塁など、投手であれば最多勝、最優秀防御率、最多セーブなどの個人タイトルも争っています。
タイトルを獲るにはシーズンを通して活躍する必要があり、個人タイトルを獲得することもプロ野球選手にとっては大きな目標です。
シーズン終了後には、最優秀選手賞や新人王、ベストナイン、守備でチームに貢献した選手に贈られるゴールデングラブ賞などの表彰も行われます。
なかでも新人王は一度しか受賞のチャンスがありませんから、その資格がある選手にとっては大きなものです。
個人タイトルをもらうことになれば翌年の待遇も向上する可能性が高く、選手の励みとなっています。
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プロ野球選手の魅力
子どものころの夢を実現できること
日本の野球少年の夢はたいてい、「高校野球で甲子園に出場すること」と「プロ野球選手になること」です。
すべての職業の中でも、昔から男子が将来なりたい職業として常に上位にランクインしてきた人気のスポーツです。
プロ野球選手になるということは、多くの人が憧れを抱いている大きな夢を実現させたことになります。
大好きな野球を仕事にしてお金を稼げることが、プロ野球選手の最大の魅力でしょう。
高校野球の選手登録人数をみると、だいたい1学年5万人前後となっています。
そのうちプロ野球選手になれるのは30人〜60人で、さらに1軍で活躍できる選手となると10人〜20人ほどしかいません。
プロ野球選手になれるのは約1,000人に1人で、1軍で活躍できるのは約5,000人に1人という狭き門となっています。
活躍すれば大金を稼ぐことができること
プロ野球選手の年俸は、活躍すればどんどん増えていきます。
人気スポーツだけに国内のプロスポーツの中でも特に収入が高い競技で、活躍すれば高い収入が得られるのも大きな魅力です。
年俸の目安としては一軍に定着すると1,000万円を超え、レギュラー選手となれば数千万円になります。
チームの主力やスター選手であれば、数億円の年俸を手にしている人も珍しくありません。
日本代表として世界の舞台で戦えること
野球界では4年に1度、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)という世界大会が開催されています。
日本でもプロ野球選手を中心に「侍ジャパン」の愛称で親しまれる日本代表が結成され、大会に参加します。
プロ野球界で活躍していれば、日本代表に選ばれるチャンスが大いにあります。
日本代表はWBCで第1回(2006年)と第2回(2009年)に優勝し、第3回(2013年)でも3位に入りました。
日本は世界の強豪国の一つに数えられており、日本代表選手は世界の野球ファンからも注目されます。
日本のプロ野球やWBCなどで活躍すれば、アメリカのメジャーリーグでプレーするチャンスがあることも魅力です。