プロ野球のスカウトの着眼点は?

スカウトの目に留まる投手のポイント

野球でスカウトの目に留まるポイントは、投手の場合は投げるボールのキレが重視されます。

最近は高校生でも140キロ台後半から150キロを超えるボールを投げる投手がいます。

150キロ台といえばプロ野球の投手のなかでも速い方ですが、速い球を投げるからといってスカウトの評価はそれほど高くないこともあります。

プロ野球には140キロ前後のスピードでも1軍で活躍している投手が多くおり、そういった投手は投げるボールのキレがよかったり、抜群のコントロールを持っています。

スカウトもドラフトで指名する投手を判断する時、球速よりもストレートや変化球のキレにより注目しています。

どんなに球速が速くても、ボールのキレやコントロールが悪ければプロ野球では活躍できないからです。

ドラフト候補となる目安としては右投手で140キロ、左投手で135キロ以上の球速があって、ボールにキレのあることがポイントになります。

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スカウトの目に留まる打者のポイント

打者の場合は、打球の速さが大きなポイントになります。

打球が速いということはバットを振るスピードが速く、バットの芯に当てるのがうまい証拠です。

プロ野球の投手は投げるボールにキレがありますから、スイングスピードが速く、芯に当てるのがうまくなければ入団しても1軍で活躍することは難しいです。

また、ストレートだけでなく変化球にも対応してうまく打てることも重要なポイントです。

日本の投手は変化球を投げることが多いので、アマチュアレベルの変化球を打てなければプロでは通用しません。

アマチュア時代の本塁打の数は、相手投手の問題もありますのであまり問題になりません。

もちろん全国大会で本塁打を打てば注目はされますが、ホームランの数よりも飛距離が出る選手はスカウトの目に留まりやすいです。

野球センスや大きなスケールを感じる選手

投手、打者を問わず、野球センスやスケールの大きさを感じさせる選手もスカウトの目に留まりやすいです。

野球センスのよい選手とは、簡単に言えば打つ、投げる、守る、と何をしてもうまい選手です。

あれこれ考えなくても体が勝手に反応するような選手で、一般的には「持ってうまれた才能」といわれます。

スケールの大きさを感じさせる選手というのは、一般的には「やわらかいバッティングをする」とか、「動きがしなやか」、「ひじの使い方が柔らかい」などといわれる選手です。

体の使い方が柔らかく野球のプレーにも柔軟性があり、そのうえで実際の身長より大きく見える選手はスカウトから将来性を高く評価されます。

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スカウトの調査は野球の能力だけではない

ドラフトで指名される選手は、各球団のスカウトが試合や練習を見て目をつけた選手です。

スカウトは目をつけた選手がいるとその選手の試合や練習を視察し、評価していきます。

ドラフト候補選手の場合、試合や練習にスカウトが来るので、本人にも候補選手になっていることがわかります。

ただし、ネット裏にスカウトがズラリと並び、その前で試合をするのは本人にとってかなりのプレッシャーになります。

しかし、プロ野球選手になるにはその程度のプレッシャーは跳ね返さなければなりません。

また、スカウトは野球の能力だけでなく、試合中の態度はもちろん、ふだんの練習態度やチームメイトへの振る舞いから性格までチェックしています。