ライターの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
ライターを目指すきっかけで多いものは?
文章を書くことが好き
ライターの志望動機として最も多いのは「文章を書くことが好き」ということです。
ライターは自ら調べたことや人から聞いたことを文章にしていく仕事のため「書くことが好き」というのはこの仕事をするうえで絶対に必要な要素だといえます。
文章を書くことが好きで、心の中や頭にある思いを文字で表現したいという気持ちが、志望動機につながっていくケースが多いようです。
自分の文章を読んでほしい
「自分の文章を多くの人に読んでもらいたい」という思いを持つ人もいます。
ライターを目指す人は、学生時代に作文や論文のコンクールで入賞したり、出版社や編集プロダクションで働いたりするなどして、文章の書き方を覚え文章で表現することに魅了された人がほとんどです。
たとえ仕事でなくても、ブログやSNSなどで文章を書いて読者が増える喜びを味わうことでライターを志す人もいます。
「自分の文章が世に出て多くの人に読まれる」という喜びをたくさん経験したいという気持ちからライターを目指す人も多いようです。
好きなことを仕事にしたい
たとえ出版社などで勤務を経験していなくとも、文章を書くことがうまい人は多くいます。
文章を書くことが得意だと感じている人の中には「自分の得意なことを仕事にしたい」という思いからライターを目指す人もいます。
たとえば作家を目指していたもののなかなか芽が出ず、一般企業に就職したサラリーマンが副業でライティングをはじめ、やがて実績を上げそのまま本業にしてしまったり、学生や主婦がお小遣い稼ぎにと始めたライティングが評価され、本格的にライターとして働き始めたりしたケースも少なくありません。
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ライターの志望動機の考え方
ライター志望者のなかには、書くことは好きだけれど、人と話したり接したりするのは苦手という人がいるようです。
たしかにライターは一人きりで作業をすることも多いですが、編集者をはじめとする制作スタッフ、クライアントなどと連携をとり、細かく打ち合わせながら仕事を進める機会もあります。
また、案件によっては初対面の人にインタビューをしなくてはなりませんし、知らない場所へ取材に出かけることもあるため、志望動機に「人と話すのが苦手」と入れ込むのは避けておいたほうがよいでしょう。
ライターの志望動機の例文×3
文章を書くのが好きな人の志望動機
「私はもともと文章を書いて、多くの人から反応をもらうことが好きです。
自分でブログを作成していますが、自分の書いた文章を読んで「感動した」「面白かった」と反応があることが面白く、一番人気がある記事では500件ものコメントがつきました。
自分が文章を書くことで、多くの人の心を動かせるような記事を書きたいです。」
多くの人と触れ合いたい人の志望動機
「ライターの仕事の魅力は、さまざまな人と出会えることだと思っています。
編集担当やクライアントだけではなく、インタビューや取材をする相手、読者など様々な日と触れ合いながら仕事ができることに魅力を感じています。
自分が得意な文章を書くことで、多くの人と出会いながら成長していきたいと思います。」
自由なライフスタイルで働きたい人の志望動機
「私は学生時代から海外旅行が趣味で、これまでにも海外で感じたことや経験したことを記事にしてきました。
今後も海外を飛び回りながら、現地での出来事を記事にして仕事にしたいと考えています。
ライターは自由なライフスタイルで働けるため、これからも自分自身の生活や経験を生かして仕事をしたいと思います。」
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ライターの面接で聞かれること・注意点
ライターが面接を受ける機会は、大きく分けて2種類考えられます。
ひとつは出版社や編集プロダクションなどの企業に就職するタイミング、もうひとつはフリーランスとして新規に仕事を受注するタイミングです。
企業に就職する際の面接は、他の職種の面接とほぼ同じようなもので、その会社への入社を志望する理由、自己PR、今後の目標、どのような仕事がしたいかなどが問われます。
ライターは専門職であるため、この仕事の適性があるかも重要ですが、自社の社員としてふさわしいかどうかも見られると考えておいたほうがよいでしょう。
一方、フリーランスとして新規に仕事を受注する際の面接はさまざまです。
対面あるいは電話などを利用して、仕事の実績やスキル確認、報酬の交渉などを含め、軽い面談程度は行われるケースが多いようです。
ライターの自己PRのポイント
ライターの自己PRは、面接の受け答えも大切ですが「これまでにどのような文章を書いてきたか」が重要なポイントとなります。
自分がこれまでにしてきた仕事の中で代表作といえるようなものや、自身をもって書けたもの、多くの人に支持されたものなど手掛けたものをいくつかまとめて「ポートフォリオ」を作っておくとよいでしょう。
どんなメディアで書いたのかだけでなく、自分が書いた記事の数、WebライティングであればPV数や「いいね」の数、SNSでのシェア数などを数字で盛り込んでおくとよりわかりやすいでしょう。